スピード・キング

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スピード・キング(Speed King)は英国のロックバンド、ディープ・パープルが1970年に発表した楽曲。アルバム「ディープ・パープル・イン・ロック」のA面一曲目に収録され、レコードでの演奏は4分25秒。(5分51秒)。

概要[編集]

アルバム「イン・ロック」の一曲目を飾るこの曲は彼らのハードロックバンドとしての転向を最も如実に表したものとなっている。荒っぽいギターリフにイアン・ギランの絶叫が畳み掛け、ハモンドオルガンが一旦クールダウンさせたかと思うとギターと火花散るフレーズの応酬を行って曲を盛り上げ、歌に戻っていく。歌詞にはGood Golly, Miss MollyやTutti Frutti、Lucilleなど彼らのお気に入りのロックンロール歌手リトル・リチャードの曲名が引用されており、サビでは「 I'm a speed king, see me fly」という非常にアホで素晴らしい歌詞が登場する。

英国版LPやリマスターCDでは冒頭にオルガンとギターによる即興演奏曲「Woffle」が付いている。またピアノがフィーチャーされたデモヴァージョンも存在する。

ライヴ[編集]

1969年後半に作曲されたKneeel & PrayあるいはRicochetという名の原曲を元にライヴ等で改良を重ね、1970年から1971年夏までコンサートのオープニングを飾った。イントロにヨーデルもどきを演奏することもあり、1971年の9月から「ハイウェイ・スター」がオープニング・ナンバーになると1972年の12月16日マイアミ公演までアンコール曲として演奏された。(1972年1月から2月までの一部公演では例外的にオープニングで演奏)。