星のカービィシリーズ

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星のカービィシリーズ(ほしのカービィシリーズ)は、1992年に発売されたゲームボーイソフト星のカービィから続く一連のゲーム作品の総称である。


シリーズ一覧[編集]

アクションゲーム系統[編集]

ボールアクション系統[編集]

落ち物パズル系統[編集]

レースゲーム[編集]


シリーズの二分化[編集]

アクションゲームは『星のカービィ 夢の泉の物語』以降、シナリオ描写やデザイン、操作性などから大きく「星のカービィ2 - 3 - 64」の流れ(ディレクターは下村真一)と、「スーパーデラックス(SDX) - 夢の泉デラックス - 鏡の大迷宮」の流れ(ディレクターは桜井政博。ただし『鏡の大迷宮』ではスペシャルアドバイザーとなっている。いわゆる「桜井カービィ」)とに分かれる。「星のカービィ 参上! ドロッチェ団」はグラフィックなどの面からも「桜井カービィ」の影響を大きく受けていると思われるが、ミックスコピーが存在するなど一部では『64』の影響も受けていると思われる面がある。

ファンの多様化と対立[編集]

2系統のシナリオの並存は、多くのファンに独自の解釈をさせるようになった。そして各々のもつカービィの世界観の解釈の違いが、ファン同士の衝突を起こすようになった。なかでも桜井が開発に関わっていない作品を「非桜井カービィ作品」として区別してその存在を否定するものと、逆に上述のような分け方や「桜井カービィ」という考え方を嫌うファンとの対立は、2ちゃんねるをはじめとした電子掲示板などでしばし見られる。

前者の言い分としては主に、

  • カービィシリーズの最高傑作は『星のカービィ スーパーデラックス』以外に有り得ない(実はこの意見が最も多い)
  • どちらの作品が優れているかは火を見るより明らか(これには、SFCソフトである『SDX』が100万本以上の売上本数を記録したのに対し、同じSFCソフトの『3』は40万本にも満たなかったという事実が背景にある)
  • カービィの面白さは『SDX』が最盛期。それ以降や桜井が独立した後のカービィはつまらなくなってきた
  • 「非桜井カービィ」は印象が低年齢向け
  • 「非桜井カービィ」は基本的にコピー能力が少ない

などが一例に挙げられる。逆に後者は、

  • 「○○が関わってるから一番凄くて、○○が関わっていない他のは全部駄目」という単純な考え方は不毛
  • 桜井が関わっただけで全てのカービィが名作になるわけではない(これには、100万本以上の売上本数を記録した『SDX』などに対し、桜井が開発に関わったうえ、アニメでも宣伝されたソフト『カービィのエアライド』が、アクションゲームでは無かった事やゲームキューブの普及率なども一因と考えられるとはいえ、売り上げ不振に終わったことが背景にある)
  • 『SDX』の評価だけを盲信しすぎて、他の作品の良さを理解できていない
  • (前者の)意見には、そもそもしっかりした中身が出来ておらず、矛盾だらけである
  • 「非桜井カービィ」とはいえ『星のカービィ2』『星のカービィ64』はミリオンセラーを達成している

と反論しており、これらの対立は今も根強く残ったままである。

アニメ化された際には、設定、キャラクター等殆どがオリジナルで占められ、いわゆる「非桜井カービィ」キャラの登場も相まってそれらがより顕著に現れ、アニメ版の肯定派、否定派といったふうに対立はより激化、複雑化を極めた。一方で一時期ネット上では、一部の固定ハンドルネームを用いたアニメ否定派による理不尽なファンサイト潰しが行われるようになった。その内容は掲示板荒らし、及び肯定派への誹謗中傷だけに留まらず、アニメキャラを用いた残虐な動画を公開するといった過激な行為にまで及んだ。

対立の原因 [編集]

任天堂作品の中において、マリオシリーズが突出して目立った批判、ファンによる派閥があまり見られない大衆受けした作品であるのに対し、アニメを除いてもここまでファン同士の派閥争いが激しい作品は非常に珍しい。中には、そもそもゲームは楽しむために有るものであって、こんな下らない争いを生むために作られたのではないと、この現状を嘆くファンも現れた。

こういった対立の一因をあげるとき、すでに述べているシリーズの分化を再認識する必要がある。マリオシリーズが各キャラクターの個性を生かしつつも、それぞれのゲームのシナリオに連続性はなく、世界観の分離とキャラクターのスターシステムに成功しているのに対し、カービィシリーズはシナリオがわずかに連続性をなし、すべてのシリーズが「ひとつの作品」であるという錯覚が起きる。

たとえば『3』と『スーパーデラックス』だけを比較すればシステム・デザインともに大きな乖離がみられるが、『スーパーデラックス』と、『3』の前編である『2』はどちらも『夢の泉の物語』の続編と見ることは難解ではない。アニメ含めすべての作品は初版『星のカービィ』を源流として、その続編の『夢の泉』から、いわゆる「桜井カービィ」と「非桜井カービィ」の2本の流路に分かれていると考えることができる。2本の流路は下流に行くほどそれぞれの特徴を成していくが、上流からの自然な流れは受け継がれている。この連続性がそれぞれの作品をひとつの世界観にまとめている。

ひとつの世界観にまとめていながら、分化したそれぞれのシリーズで大きく異なる描写をするという矛盾を起こしている。各々の持つ解釈で対立するファンも、結局は「ひとつの世界観に帰結させたい」という思いからそれぞれの主張を展開しているのである。

しかし、当の生みの親である桜井が自らが関与していない 星のカービィシリーズを排除する姿勢を見せており、 対立する要因のひとつとなっている。 あろうことかスマブラ4で当時の最新作であるwiiやトリプルデラックスを ほとんど無視し、カービィの切り札や原曲数曲等を除き全て桜井カービィ出典の要素をねじ込んでいる。

世界観に関わる重要なキャラクター[編集]

以上の対立において鍵となるキャラクターのひとりとして、『64』に登場するアドレーヌがいる。カービィシリーズ全作のなかで、人間の(ような)キャラクターは『3』と『64』にのみでてくるが(『3』にでてくる「アド」は容姿がアドレーヌに似ているが同一人物かどうかは不明)アニメ版に「人間を登場させない」という設定があったためか、『64』のアドレーヌ以降は一切登場しない。人間キャラの登場がカービィの世界観を壊しているという意見が(特に「桜井カービィ」支持者から)聞かれる。

アニメ版にのみ登場するオリジナルキャラクターの代表としてフームがいる。彼女らは基本的にゲーム本編では一切出てこない(エスカルゴン、カスタマーサービス、マッチョサン、コックオオサカは後に『あつめて!』に登場)。これらのアニメ限定のオリジナルキャラクターの存在がますますファンの多様化とその対立の複雑化を進行させた。

ちなみに、テレビアニメにおいて、リック、クー、カインにおいても「カービィの仲間」であるという位置づけは無い。一方、敵(アニメでは魔獣)においては『2』『3』『64』からも登場している。