大袋駅

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大袋駅(おおぶくろえき)は、埼玉県越谷市袋山にある東武鉄道伊勢崎線である。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号TS 23

歴史[編集]

大袋駅は、1926年(大正15年)10月1日に一ノ割駅と同時に開業した駅である。駅名の由来は、開業当時の村名である大袋村から命名された。

当駅は昭和40年代に準急(現・区間急行)停車駅となるとされていたが、当時は大規模店舗の出店について地元商店街の軋轢が激しかった時代であり、「準急停車駅になると大規模スーパーが出店してきて商店街は滅ぶ」と主張する地元商店街の猛反発にあった要出典上、当時の隣駅であった武里駅について、当時造成されていた巨大団地である武里団地を背景に春日部市側でも準急停車を強く要望する動きがありテンプレート:誰2、これと競合したことなどもあって実現しなかった。東武鉄道は結局、当駅・武里のいずれも準急停車駅とはせず、1967年(昭和42年)に両駅間の春日部・越谷両市の境界付近にせんげん台駅を開設し、こちらを準急停車駅とした。

2011年(平成23年)7月から2013年(平成25年)10月にかけて、駅舎の橋上化・西口を開設する工事に着手し、同時にエレベーターエスカレーター・多機能トイレの設置など、駅構内のバリアフリー化を図った[1]。建設費は20億円で、越谷市が19億1500万円、東武鉄道が8500万円負担した[2]。この工事により、越谷市の全駅でバリアフリー化が完了した。

現在の東口と西口を連絡する地下歩道は1974年(昭和49年)に設置されたが、こちらは橋上化以降も供用されている。

  • 1926年大正15年)10月1日 - 開業[3]
  • 1968年昭和43年)5月 - 2面4線化[4]
  • 1974年(昭和49年)9月7日 - 駅の東西を連絡する地下歩道を設置。
  • 1986年(昭和61年)4月 - 駅舎を改築し、跨線橋を設置[4]
  • 1994年平成6年)8月2日 - 北越谷駅の高架・複々線化工事に伴い、外側2線が本線、内側2線が待避線となる。
  • 1995年(平成7年)3月 - ダイヤ改正により、上り初電が当駅始発となる。
  • 1997年(平成9年)3月25日 - ダイヤ改正により、上り初電が北春日部始発に改められ、当駅始発電車が廃止。
  • 2001年(平成13年)3月28日 - 北越谷駅までの高架・複々線が完工したことに伴い、2面2線化。本線が内側に戻される。
  • 2011年(平成23年)12月8日 - 発車メロディを導入。
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)10月26日 - 仮設駅舎及び跨線橋の供用を終了し、橋上駅舎の供用を開始。西口開設。エレベーター、エスカレーターをそれぞれ4基設置。発車標を更新・増設し、接近チャイムを導入。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。2013年10月25日以前の駅舎は、1番線ホームの浅草寄りにあり、2番線ホームとは跨線橋で連絡していた。

ホーム有効長は10両編成対応である。トイレは、改札を入った右側にあったが、橋上化を機に橋上駅舎へ移された。

1968年(昭和43年)から2001年(平成13年)までは上下それぞれに本線と待避線を持つ島式ホーム2面4線の形態であり、本線は内側であった。1994年(平成6年)に北越谷駅の引き上げ線高架化・複々線化工事のため使用不能となった際に、当駅の本線を外側に変更し、同駅を始発・終着とする電車は当駅まで回送し、当駅の内側の線路内に新設した渡り線で折り返していた。1995年(平成7年)から2年間、初電1本のみ設定されていた当駅始発の電車は北越谷 - 当駅間の回送を旅客扱いしたものである。

北越谷駅までの複々線化が完了した際に、本線は内側に戻された。外側にあった旧1番線・旧4番線は撤去され、橋上化までは改札口と上りホームが直結されていた。旧1・4番線ホーム側には柵が設置され、線路があった場所は新たにレールと車止めが設置され、保守用機械の基地線として使用されている。このため、せんげん台駅寄りの本線上下線ともに乗越分岐器が設置された。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 東武スカイツリーライン 上り 新越谷北千住とうきょうスカイツリー浅草
H日比谷線 中目黒Z半蔵門線 渋谷東急田園都市線 中央林間方面
2 下り 春日部東武動物公園伊勢崎線 久喜日光線 南栗橋方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
  • 半蔵門線東急田園都市線方面の直通列車は、準急運転時間帯の朝・深夜帯のみ当駅に停車する。

利用状況[編集]

2012年度の一日平均乗降人員17,529人である。近年の一日平均乗降人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗降人員
1960年(昭和35年) 1,690
1965年(昭和40年) 5,501
1970年(昭和45年) 14,921
1975年(昭和50年) 21,938
1980年(昭和55年) 23,085
1985年(昭和60年) 23,149
1990年(平成02年) 25,276
1999年(平成11年) 20,918
2000年(平成12年) 20,669
2001年(平成13年) 20,092
2002年(平成14年) 19,506
2003年(平成15年) 19,298
2004年(平成16年) 19,124
2005年(平成17年) 18,883
2006年(平成18年) 18,711
2007年(平成19年) 18,612
2008年(平成20年) 18,590
2009年(平成21年) 18,067
2010年(平成22年) 17,769
2011年(平成23年) 17,389
2012年(平成24年) 17,529

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

東武鉄道
東武スカイツリーライン
快速・区間快速・急行・区間急行
通過
準急・区間準急・普通
北越谷駅(TS 22) - 大袋駅(TS 23) - せんげん台駅(TS 24)

脚注[編集]

  1. 大袋駅舎及び自由通路の改修計画について - 越谷市ホームページ
  2. 大袋駅:改修最終段階 自由通路と橋上駅舎、26日供用 - 毎日jp
  3. 「地方鉄道駅設置」『官報』1926年10月15日(国立国会図書館デジタル化資料)
  4. 4.0 4.1 第37回 越谷市民文化祭 郷土研究の部 展示作品紹介(p.2,3)PDF 

外部リンク[編集]