ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン

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ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(ドラゴンクエストテン めざめしいつつのしゅぞく オンライン)は、スクウェア・エニックスより2012年8月2日に発売されたWiiゲームソフト(有料のMMORPGオンラインゲーム)。Wii U版の発売も予定されている。

概要[編集]

ドラゴンクエストシリーズの第10作で、ナンバリングタイトルとしては初のオンラインゲーム。開発はスクウェア・エニックス社内で行われており、こちらもシリーズ初となる。

『IV』以降のナンバリングタイトルは『III』が平日に発売された際に起こった諸問題(DQIII>社会現象を参照)対策で、発売日を祝日にすることが通例だったが、『III』以来24年ぶりに平日発売された(本作の発売日は平日〈木曜日〉だが、一般的な公立学校では夏休み期間中であるため)。

初週42万本とドラゴンクエストシリーズとしては低い売り上げに見えるが、収益構造が従来のパッケージ型とは異なっているため、パッケージ+月額課金型のオンラインゲームとしては成功を収めている。

Wii版[編集]

Wii版は外部記憶装置としてUSBメモリーが必須で、最初のプレイ開始前にディスク2枚分のインストール(数十分かかる)を行ない、その後はディスクレスでのプレイとなる。パッケージに同梱されたレジストレーションコードは再利用が不可能であるため、基本的に中古でパッケージを購入した場合のオンラインプレイは不可能とされている。ただし、第三者のWiiとUSBメモリーに本ゲームがインストールされていれば、自身の所有するアカウントを入力することでゲストプレイヤーとしてログイン可能になっている。

Wii U版[編集]

Wii U版ではWii版からデータを引き継ぎ、より精緻になったHD解像度テレビでのプレイが可能。またWii版と同じサーバーで遊べるようになっている。さらにWii Uのゲームパッド内蔵のディスプレイを使用することで、テレビを使用せずに本作のプレイが可能となり、状況に応じた使い分けができる。ゲームパッドのディスプレイ上にソフトウェアキーボードを表示してチャットが可能。

32GBのフラッシュメモリーを内蔵するWii UプレミアムセットではUSBメモリー等の外部記憶装置なしでプレイできる他、プレミアムセットの購入者向けの特典として本作Wii U版のベータテスト(開始時期未定)に参加可能であり、テスト終了後はそのまま製品版にデータの引継ぎが可能。

TGS2012では2013年春ごろを目指して開発中であると語られた。

オンラインゲーム[編集]

オープニングシナリオ(序盤の数時間)がオフラインプレイであり、その後オンラインプレイモードが選択可能となる(もう一つの選択肢にサイドストーリー的なオフラインモードが登場する)。

他のプレイヤーとパーティを組むだけでなく、AIによるキャラクター「サポートなかま」とパーティーを編成した1人プレイも可能であるなど、従来通りのドラゴンクエストの最新作として安心してプレイできるものを目指して開発した、としている。

開発プロジェクトは『ドラゴンクエストIX』よりも先に始まっており、開発は二作並行して進められていた。ドラゴンクエストシリーズのゲームデザイナーである堀井雄二は1988年頃にアスキーのパソコン雑誌「ログイン」のパソコン通信向けネットワークRPGの開発企画「電脳空間RPG」(実現せず頓挫)に参加しており、同誌で連載していたコラムでもドラゴンクエストをネットワークRPG化するアイデアを披露したり、インタビュー記事で「『ドラゴンクエスト』のネット版を作りたいね」と語るなど、本作発売から20年以上前よりオンラインゲームに意欲的な姿勢を見せていた。

パッケージには20日間無料利用券が付属し、それ以降は基本料金(30日単位の利用券を購入)のみですべてのサービスが利用可能であり、景品くじ方式の追加課金(いわゆる“ガチャ課金”)の予定は無く、アイテムの有料販売もやる予定は考えていない。また利用券の期限が切れたプレイヤーでも無料でプレイが可能になる時間帯「キッズタイム」が毎日2時間ずつ用意されている。

関連商品や雑誌、タイアップキャンペーンなどで入手できるアイテムコードを使用することで、ゲーム内アイテムを入手可能だが、一つのゲームアカウントにつきアイテムコードはそれぞれ一回しか使用できない。

発売後も毎週クエストを追加しており、10週に一度を目安に大型バージョンアップを行う予定となっているほか、将来のアップデートに向けて2ndパッケージの開発スタッフ募集も開始されている。

オンラインゲーム特有の問題に関しても様々な取り組みを行っており、規約で禁止されているRMT(リアルマネートレード)などの不正行為を排除するスペシャルタスクフォース (STF) という専任チームを設置している。

ストーリー[編集]

エテーネの村に住む主人公は村の守り神である「カメさま」の申し子と呼ばれつつも、兄弟が錬金術の失敗でトラブルを起こす以外は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、村の巫女・アバから「テンスの花」を摘んでくるという依頼を受けた主人公達が目的を果たして帰ってくると、冥王ネルゲル達により村が襲撃されていた。強大な敵に為す術も無く村は壊滅、兄弟は主人公が無意識に発した不思議な力でどこかに飛ばされた。

ネルゲルに敗れ死亡した主人公は謎の神殿に飛ばされ、同時期に不慮の死を遂げた別の種族として生まれ変わることとなった。

ゲームシステム[編集]

プレイヤーキャラクター[編集]

ゲーム開始時に主人公の兄弟(姉妹)を作成。名前はかな・カナ6文字まで。性別、顔、髪形、身長などが設定できる。オンラインモード開始時には主人公の種族を選び、再びキャラクター作成を行う(性別は変更不可)。本作では名前の重複は認められていること、オンラインモードでは認められていない名前が存在することから(シリーズ作品に登場する一部のキャラクターの名前などが該当する)、オンライン設定時に名前の変更の機会が与えられる。オンラインでは髪形を変更出来る「美容院」が存在するが、サービス開始時点では解禁されていない。序盤およびオンラインは一人目を操作する。

五つの種族のいずれかに生まれ変わって以降はその姿のみでプレイを行うが、ゲームを進行させることによって人間の姿に戻れるようになり、プレイヤーの任意で2つの姿を使い分けることが出来るようになる。これは、選択できる種族に人間が含まれていれば多数のプレイヤーが人間を選んでしまい、それ以外の種族の存在意義が薄れてしまうことが想定されたため、最初は異種族を使わせることでプレイヤーに人間以外の種族を馴染ませ、人間偏重でない世界観を構築する目的でゲームデザインされている。なお、人間に戻ってもプレイヤーキャラクターの基本モーションは選択していた種族のままである。

戦闘[編集]

コマンド入力のリアルタイム化
コマンド受け付け待ちの間もモンスターやパーティーメンバーはリアルタイムで行動する。
コマンド受け付け状態のときも次のコマンド受け付けまでの時間が溜まっていくため、意図的に行動順序を遅らせたり、後から続けてコマンド行動をすることも可能。
移動干渉
コマンド入力とは別にキャラクターをリアルタイムで移動させることができる。キャラクターの位置取りをある程度選択することで、敵の攻撃の射程距離から離れたり(逆にこちらの攻撃にも射程距離がある)、攻撃範囲のある魔法や息攻撃の巻き添えを避けたりも可能。なおコマンド入力の際には選択した相手の方向を自動で向くが、遮蔽物があった場合は相手を見失い、コマンド入力がキャンセルとなる。
キャラクターやモンスターには「おもさ」というパラメータがあり、「おもさ」が勝っていれば相手を押して移動させることが出来る(逆もあり)。押して移動させることで、敵の攻撃が仲間に届かないようにしたり、攻撃範囲のある魔法の標的をまとめることも出来る。開発時には移動干渉と呼ばれたが、ユーザーからは「相撲」と称されることが多い。
にげる
戦闘エリアの周囲に表示されるラインを越えると「にげる」ことができる(プレイヤーキャラクターが逃げればサポートなかまも「にげる」)が、同じターン内の敵の攻撃は受けてしまう(ミスや回避はある)。一部のモンスターとモンスターに呪いを掛けられた場合およびボス戦では「にげる」ことができず、ソロプレイでプレイキャラクターが生存・死亡した場合問わず戦闘を強制終了させることもできる(プレイヤーキャラクターの生存時はHPを0にする)ものの、生き残っていたサポートなかまも全て死亡状態となる。またソロプレイで逃げられる状況下の場合、プレイヤーキャラクターが死んでしまった時は「(サポート)仲間を逃す」ことで逃げることが可能になっている(蘇生方法は後述)。
蘇生
プレイヤーキャラクター以外のパーティーメンバーは他のプレイヤーもしくはAIであるため、戦闘中にプレイヤーキャラクターが死亡した場合は「助けを待つ」(コマンド入力をしない場合も結果的に同じことである)か、「教会で復活」するの選択(ソロプレイの場合は「(サポート)仲間を逃す」が追加)しか出来なくなる。プレイヤーキャラクターが死亡している状態で戦闘が終了した場合、パーティーメンバーが生存かつ蘇生呪文(要MP)ないし世界樹の葉を持っていれば蘇生が可能。プレイヤーキャラクターが世界樹の葉を持っている場合には「その場で復活」が選択肢に追加される。なお、死亡後5分が経過すると強制的に教会で復活となる。
なお、ボス戦の場合、プレイヤーキャラクターが死亡していても5分以内に他のパーティーメンバー(他のプレイヤー、サポートなかま問わず)がボスを倒した場合、プレイヤーキャラクターが瀕死の状態で復活する。一方、全滅した場合、基本的にパーティーメンバー全員が死亡した状態でボス戦直前の位置に放り出される。
他のパーティーが近くにいれば、戦闘終了後に厚意で蘇生を施される可能性がある。

職業[編集]

オンラインプレイ開始時に6つの職業の中から選択する。これらは『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』基本職の6つと同じであるが、スキルや習得する呪文・特技、使用できる武器などに異なる部分がみられる。冒険者の酒場にいるダーマ神官のクエストをクリアすると転職が可能となる。

今後の大型アップデートで新職業(『IX』における上級職にあたるもの)が追加されていく予定。2012年10月9日にはパラディンとレンジャーが追加されている。それぞれ特定のとくぎを用いたクエストをクリアすることが転職の条件となっている。

戦士
HP、ちから、おもさに優れ、移動干渉やスキルによって、守り重視のプレイスタイルもとれる。片手剣・両手剣・オノ・盾・ゆうかんのスキルを持つ。
魔法使い
補助呪文を他の職に割かれたが、魔力や暴走率を一時的に上げる特技がある。両手杖・短剣・ムチ・盾・まほうのスキルを持つ。
僧侶
回復呪文のエキスパート職。ヤリ・スティック・棍・盾・しんこう心のスキルを持つ。
武闘家
戦士よりみのまもりが低いが、代わりにすばやさが高く、唯一「ためる」を使える。ツメ・棍・扇・格闘・きあいのスキルを持つ。
盗賊
盗みや直接攻撃のほか、一部の補助呪文や攻撃呪文、初歩的な回復呪文(ホイミ、キアリー)も使用可能。
短剣・ムチ・ツメ・格闘・おたからのスキルを持つ。
旅芸人
能力値のバランスがよく、一部の攻撃呪文・回復呪文や補助呪文のほか、初歩的な蘇生呪文(ザオ)も使用可能。
扇・棍・短剣・盾・きょくげいのスキルを持つ。
パラディン
戦士並のHPやちからの高さに加えて、回復呪文が多少使える。ハンマー・スティック・ヤリ・盾・はくあいのスキルを持つ。
レンジャー
弓・ブーメラン・オノ・格闘・サバイバルのスキルを持つ。

クエスト[編集]

『IX』同様、特定のNPCから簡単なおつかいやモンスター退治といった「クエスト」を受注することができる。一度クリアしたクエストは再度受注することが出来るが、成功報酬は初回のものと異なる。

クエストは週に1つないし2つ追加されていくほか、大型アップデートにおいても追加される。連続ものの「ストーリークエスト」ではクエストクリア後に次回予告が流れる。

オンライン[編集]

サポートなかま
冒険者の酒場ではサポートなかまを雇い(相手がフレンドの場合、契約金が割引される)、パーティーメンバーとして組み込むことが出来る。サポートなかまは登録した他のプレイヤーキャラクターだが、該当者が少ない場合は酒場のスタッフ(運営側が用意したキャラクター)が補充される。
サポートなかまはAIにより指定された作戦(「めいれいさせろ」は無い)を実行するが、装備変更が行えない、契約中は経験値が反映されない(レベルアップしない)、コマンドによる指示が作戦変更と「まんたん」のみといった制限がある。
48時間経つと自動解除されるが、時間前でも酒場で契約解除できる。他のプレイヤーとパーティーを組んだ場合は自動的に「待機中」となるほか、任意に「参加中」「待機中」の切替えが可能(プレイヤーキャラクターの欠員補充に限られる)。
プレイヤーキャラクターも「自分をとうろく」で酒場に預けることが出来る。サポートなかまに雇われた場合、使用したプレイヤーが獲得した経験値・ゴールド・名声がある程度分配される(ただし、プレイヤー本人のログイン中や「待機中」における報酬は無い)。
旅のコンシェルジュ
大都市の宿屋に常駐しており、プレイヤーにさまざまなサービスを提供する。
プレイヤーがオフラインとなっている時間は元気チャージとして貯められ、22時間(24時間 - キッズタイム2時間)分ごとに元気玉ひとつと交換出来る。元気玉を使用すると、ひとつにつき30分間は獲得経験値・ゴールドが倍になる。
おサイフ応援サービスとして1週間毎にプレイヤーキャラクターの名声に応じたゴールドが支給される。
かばんのアイテム枠がいっぱいでクエスト報酬が貰えない場合、替わりに預かっておくが、引き取らずに続けてクエストをクリアした場合、前のクエスト報酬は破棄される。
ログイン中にサーバの変更が可能。
郵便局
フレンド登録したプレイヤーとメールのやり取りが行えるほか、バザーに出した商品の売り上げ金やバザーの期限切れ返品が送られてくる。
ご当地独特の便せんが各地で売られているが、購入するためには材料を調達するためのクエストを行う必要がある。
職人
プレイヤーは各地にあるギルドに所属することで職人となり、装備品などを作成することが出来る。武器を作る武器鍛冶、布系の防具を作る裁縫などのほか、装備品に付加価値を付ける錬金(物理的効果を上げるツボ錬金と魔法的効果を上げるランプ錬金)がある。
ミニゲームによりアイテムを作成するが、素材(拾ったり、店やバザーで購入)が必要なほか、ミニゲーム内の行動には集中力を消費する。職人経験値を貯めると職人レベルが上がり、集中力が上昇するほか、作成に有利となる「とくぎ」を習得していく。ギルドからの依頼を消化したり、作ったアイテムを店やバザーで売ってゴールドを得られる。自分が作った装備品を(バザーなどで入手した)他のプレイヤーが使うことで職人としての評判が上がっていく。
キーエンブレム
国を救うレベルの功績を上げたものに授与される勲章。各大陸の大都市の統治者(一部例外あり)が保持しており、そこでの事件を解決して、キーエンブレムを集めることがプレイヤーの当面の目標となる。
大陸間鉄道(大地の箱舟)
各大陸を繋いだ鉄道機関。各大陸の中レベル帯の都市(グレン城下町・オルフェアの町・ジュレットの町・風の町アズラン・岳都ガタラ)とレンダーシア(娯楽島ラッカラン・港町レンドア)の駅は一人前の証があれば利用でき、各大陸の高レベル帯の都市(ガートラント城下町・メギストリスの都・ヴェリナード城下町・王都カミハルムイ・ドルワーム王国)の駅はその都市のキーエンブレムを取得後に利用可能となる。
他パーティーへの支援
隣接した別パーティー(非戦闘時)に回復呪文や蘇生呪文を施したり、戦闘中の別パーティーに「おうえん」コマンドでテンションを上昇(獲得金額が上がるなど、プレイヤーの職業に応じた支援効果も追加で生じることがある)させるといった支援が可能。
名声
クエストをクリアしたり、長時間倒されていないモンスターを倒すと名声値が得られ、ある程度名声値が溜まった段階で宿屋に泊まると名声レベルが上がる。
名声レベルに応じておサイフ応援サービスの支給ゴールドが増えるほか、バザーに出品できる数も増える。
チーム
各大陸2つ目のキーエンブレムがある都市にある施設でチームを作成できる(要ゴールド)。チームのメンバーには、リーダーから認証されることで加入できる。
チームのエンブレム(テンプレートを組み合わせたもの)を盾にあしらったり、チーム内でのグループチャットが可能。
チャット
あらかじめ登録してある定型文(追加登録や変更も可能)やソフトウェアキーボード・USBキーボードを用いたフリーワード(文字数制限あり)によるチャットが可能。定型文には様々なポーズや一定の動き(踊りなど)である「しぐさ」を加えることが出来るほか、「しぐさ」のみを行うことも出来る。
チャットの範囲は、プレイヤーがいるマップ内すべてのプレイヤーに見える「まわりに話す」のほか、パーティーやチームにいるプレイヤーすべて、フレンドとの一対一などが選べる。
定型文の「ダイス!」を選ぶと1 - 100までの数字がランダムに表示されるが、この機能を用いて一部のプレイヤーが仮想通貨のゴールドを賭けており、RMT(リアルマネートレード)で換金できるようになれば賭博罪が適用される可能性があるという報道があった。この報道に関してスクウェア・エニックスは「ゲーム内のアイテムや通貨は無償で提供されているものであり、ユーザー同士のアイテム等の交換行為は、当社が主体的に実施しているものではない。また、外部ウェブサイトでのアイテム等の売買(RMT)は利用規約において禁止しているので、当社が賭博罪・賭博開帳罪に問われる可能性はないと認識している。」と公式見解を公表した。この発表の後、ドラクエXの公式サイトではスタッフのお知らせで「ダイス機能」に関するご案内を公表し違反者がいれば報告してほしいと呼びかけている。
また、「ライター」を名乗る人物がゲーム内でRMTの取材と称して他のプレイヤーの個人情報を聞き出したり、RMTについて宣伝する行為を行っていたのが運営チームによるゲーム内のログ解析によって判明したため、該当のプレイヤーに懲戒処分を課すと共に、全てのプレイヤーに向けて不審者に対する注意告知がおこなわれた。

オフライン[編集]

オープニングシナリオと、兄弟のその後が描かれる後半部分(オンラインモードのキャラクター作成後にプレイ可能)の二部構成となっている。

サザミレ草原に一人飛ばされてしまった二人目の主人公は、錬金術師のイッショウとその娘リリオルの家にやっかいになる。エテーネ村ではいまいちだった錬金術の才能を開花させ、イッショウが挫折した金のほこら攻略を目指す。

錬金釜を軸としたクエストで仲間(レベルは固定なので、随時切り替えていく必要がある)を得たり、ストーリーを進行していく。同じモンスターでもオンラインモードより弱いなど、チュートリアル的な要素も強い。

登場人物[編集]

オフラインの登場人物[編集]

主人公の兄弟
オンラインモードの主人公にとって唯一の肉親。天然なところがあり、錬金術の失敗によるトラブルをたびたび起こしている。
アバさま
エテーネ村の巫女を努める老婆。ハツラツ豆が好物で、わがままな性格。
シンイ
アバさまの孫で世話係。
カメさま
エテーネの村の守り神。何時も殻にこもっている。
イッショウ
ナルビアの町に住む錬金術師。サザミレ草原に流れ付いた主人公を受け入れる。乱暴な口調だが、ストーリーの進展に従って主人公への呼称が露骨に良くなる。娘には弱い。
リリオル
イッショウの娘。既に過去の病とされていたメラゾ熱に罹っている。故郷への手がかりを探す主人公を見守る。
魔導鬼ベドラー
ネルゲルの部下。エテーネの民を皆殺しにするために主人公の前に現れる。常にリングにしがみ付いており、それを武器に戦う。

オンラインの登場人物[編集]

オーグリード大陸[編集]

村王クリフゲーン
ランガーオ村の村王。村の武闘大会で何度も優勝するほどの実力者で、寛大な性格。
マイユ
クリフゲーンの娘。正義感が強く、心優しい性格。
アロルド
マイユの幼馴染で、ジーガンフのライバル的存在。
ジーガンフ
アロルドの兄貴分で、皆から慕われている武闘大会のチャンピオン。
ジェニャ
情報通の少女。金儲けに繋がる話に敏感。関西弁を話す。
バグド王
グレン城の王。正義感が強く、国民の信頼も厚い。
グロスナー王
ガートラントの王。
賢者マリーン
グロスナー王に仕える巨漢の女賢者。癒しの術に長けており。王からの信頼は厚い。
フルッカ
グレン城下町に住む中年女性。重要な魔法使いの子孫とされていたが、実際は先代のうちに力が失われ、ただの怠け者になっている。
賢者エイドス
世界各地を放浪する人間の賢者。バグド王の事を赤ん坊の頃から知っている。

プクランド大陸[編集]

ピリッポ
プクレットの村に住む青年。お笑い芸人を目指しており、主人公の相方としてコンビを組んでいたという。
プディン
プクレットの村に住む少年。気弱で泣き虫。
ナブレット団長
オルフェアの町長にしてナブナブ大サーカス団の団長。アルウェ王妃とは兄妹の関係。ある日突然、子供達をさらってしまう。
アルウェ王妃
メギストリスの都の王妃。ナブレット団長とは兄妹の関係。とても明快な性格で元気の象徴のようになっていたが、ある日突然の死を遂げたという。
パクレ警部
オルフェアの町に住む警部。思い込みが激しく、勘違いから先走った行動をとることが多い。借金をしているらしく、借金取りが自宅にやって来ている。
フォステイル
メギストリスの都で名の知れた伝説の英雄。
プーポッパン王
メギストリスの王。魔瘴に侵され命の危機に晒されている。
賢者イッド
プーポッパン王が絶対の信頼を置く側近。王に近づくものをあらゆる話術で排除しようとする。
ラグアス王子
メギストリスの王子。母親であるアルウェ王妃の死後、プーポッパン王とも打ち解けず、引きこもりが続いているという。

ウェナ諸島[編集]

ヒューザ
レーンの村に住む青年。己の力を磨き、世界中を旅することを夢みる。
ソーミャ
ジュレットの町に住む少女。天涯孤独の身。
キンナー調査員
ウェナ諸島の色々な文明を調査している男性。
キャット・マンマー
猫島に住む猫(厳密にはネコ型モンスター)の女王。
キャット・リベリオ
キャット・マンマーに仕える大柄な猫の剣士。ブタネコと言われると激昂する。
本作の予告の一環として『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』で先行して登場が発表されており、本作の発売日である2012年8月2日に同時に配信開始された。
ミュルジ
キャット・リベリオにお供するプリズンキャット。リベリオ想いで時にリベリオの身を案じている。
女王ディオーレ
ヴェリナード王国の女王。恵みの歌を唄い、ウェナ諸島全土に恵みを与えている。オーディス王子とは冷戦状態。
オーディス王子
ヴェリナード王国の王子。王子としての誇りを持ち、正義感が強いものの、時に先走ってしまうこともある。
キャスラン
オーディス王子に仕える占い師の女性。永遠の地下迷宮の謎や、刹那の歌の存在などを王子に占い伝えてきた。

エルトナ大陸[編集]

アサナギ
学びの庭で一二を争う秀才。
キュウスケ
学びの庭の生徒。ヒメアの侍女ユーチャーリンに好意を抱いているため、わざと落第を繰り返していた。
フウラ
タケトラの娘。風乗りになることを嫌い、学びの庭の生徒となった。
領主タケトラ
フウラの父親で、風の町アズランの領主。
巫女ヒメア
ツスクルの村の学びの庭を取り仕切る巫女。
ニコロイ王
カミハルムイの王。50年前に呪われ放棄されたかつての城に足を運んでいるという。
アグシュナ王妃
現在は50年前の絵画でのみ姿を確認できる、ニコロイ王の母。
リタ姫
現在は50年前の絵画でのみ姿を確認できる、ニコロイ王の姉。

ドワチャッカ大陸[編集]

チリ
捨て子であり、ダストンに養女として育てられた。ドルワーム王国で研究員も務めている。
城主ダストン
岳都ガタラのガラクタ城の主。役に立たない物をガラクタとして集めている。
怪盗ポイックリン
仮面の女怪盗。度々ダストンのガラクタ城からガラクタを盗んでいる。
賢者ブロッゲン
アグラニの町で名の知れるドワーフの賢者。眠っていることが多く、手に持っている杖が言葉を代弁する。
ルナナ
英雄になるという野望を持つ人間の少女。高飛車な性格で、他人の意見を聞かず暴走することも。
ラミザ王子
ドルワーム王国の王子。とても気弱な性格で、ドゥラ院長に嫉妬されたりチリに一喝されることが多い。
ドゥラ院長
ドルワーム王国に仕える研究者。魔瘴の力を転用し、太陽の石を作る研究に成功したという。

その他[編集]

放浪の賢者ホーロー
いつも大地の箱舟で駅弁を食べながら大陸移動を繰り返す老人の賢者。主人公が「生き返リスト」であることを見抜き、キーエンブレムを集めろと促す。名産品を買い占めるなどの問題行動を起こして、駅の掲示板や売り子に要注意人物として紹介されることもある。
島主ゴーレック
何もない土地に独力で娯楽島ラッカランを建設したとされるドワーフ。現在は「メダル・オーナー」を名乗り、ちいさなメダルを集めている。
スギム局長
港町レンドアの船舶管理局の局長。外見はれっきとした男性であるが、オネエ言葉を話す。

基本設定[編集]

序盤のオフラインモードではエテーネ村に住む人間としてプレイし、その後、アストルティアに住む5つの種族から選んでプレイするオンラインモードとなる。オンラインモードの舞台となる世界・アストルティアには、4つの大陸と1つの諸島にそれぞれ5つの種族の故郷があるほか、世界の中心には人間の住む「レンダーシア」がある。

世界観[編集]

オーグリード大陸[編集]

オーガたちの出身地。寒暖差が激しく、荒野と氷山という異なる地形が混在する。

ランガーオ村
ランガーオ山地の北に位置する小さな村。武闘場があり、大会で優勝するために住民は力と心の両方を鍛えている。
グレン城下町
グレン領の中心に位置するバグド王が治める城下町。 武器鍛冶ギルドの本部がある。
ガートラント城下町
ガートラント領の中心部に位置するグロスナー王が治める城下町。城は上層から入るが、その他の施設は中層より下に集まっている。

プクランド大陸[編集]

プクリポの出身地。緑豊かな平原となだらかな丘陵が続く地形が特徴。

プクレットの村
プクレット地方の南東に位置する村。住民はお笑い芸人を目指す者が多い。
オルフェアの町
オルフェア地方の中心に位置する町。お菓子や楽器を模した建造物が多く、ナブナブ大サーカス団のサーカステントが町の名所。
メギストリスの都
メギストリス領の西側にある都市。プーポッパン王が治める。

ウェナ諸島[編集]

いくつもの島が連なる群島で、渡し船に乗って島から島へと移動する。水に恵まれ、ウェディが多く生息する。亜熱帯を思わせる植物が群生する島が多い。

レーンの村
コルット地方の南に位置する村。砂浜に隣接している。
ジュレットの町
ジュレー島のミューズ海岸の北に位置する町。住民は猫の魔物達に悩まされている。裁縫ギルドの本部がある。
ヴェリナード城下町
ヴェリナード領の中心部に位置する城下町。

エルトナ大陸[編集]

エルフが多く生息する大陸。温暖で森林や湿地帯が多い。

ツスクルの村
ツスクル平野の中心に位置する村。巫女ヒメアが取り仕切る学びの庭で多くの住民が学問に励んでいる。
風の町アズラン
アズラン地方の西に位置する町。カムシカという動物が神の使いと崇められている。
王都カミハルムイ
カミハルムイ領の中心に位置する城下町。城を囲うように住居が建ち並ぶ。木工ギルドの本部がある。

ドワチャッカ大陸[編集]

ドワーフが多く生息する大陸。その大部分が砂漠と火山地帯で占められている。

アグラニの町
ラニアッカ断層帯の南にあるアクロニア鉱山付近に作られた町。神カラクリで上層と下層を行き来する。
岳都ガタラ
ガタラ原野の北に作られた都市。上層には展望台があり、居住区の西にはダストンが集めたガラクタで埋め尽くされたガラクタ城がある。
ドルワーム王国
ゴブル砂漠の中心部にある巨大な王国。神カラクリで上層と下層を行き来する。防具鍛冶ギルドの本部がある。

レンダーシア[編集]

人間が生息する大陸で、港町レンドアや娯楽島ラッカランも含まれる。大陸には人間の国があったが、ネルゲルによって封印されている。

港町レンドア
オーグリード大陸とエルトナ大陸の間に位置する小さな島。駅と鉄道によって南北に分断されている(往来は可能)。レンダーシア大陸に唯一行ける豪華客船が停泊しているが、現在は故障している。道具鍛冶・ツボ錬金ギルドの本部がある。
娯楽島ラッカラン
ウェナ諸島とプクランド大陸の間に位置する小さな島。メダル・オーナーと呼ばれる人物、ゴーレックが統治しており、カジノやコロシアムなどの娯楽施設が充実しているが、現在はいずれの施設も閉鎖中である。ランプ錬金ギルドの本部がある。

種族[編集]

オーガ
力と勇気の種族。通称「炎の民」。
五つの種族の中で最も体が大きく、屈強な肉体には線の模様をもつ。
赤い肌で獣のような尻尾と鬼のように角があり、額に2本、肩にもそれぞれある。
力を尊び、日々鍛錬にいそしみ、極限まで強さを極めることを信条としているが、決して好戦的ではなく、むしろ情けに厚く仲間を大切にする種族だという。
プクリポ
笑いと夢に生きる種族。通称「花の民」。
まるでぬいぐるみ人形のようで、五つの種族の中で最も小さい。
帽子を被っているため見えないが、頭の上に獣のような耳があり、その形にはバリエーションがあるようである。
好奇心旺盛でいたずらが大好きな種族。人を笑わせることに努力を惜しまない。
ウェディ
愛の歌を詠う種族。通称「水の民」。
海に囲まれたウェナ諸島で暮らしている。
青い肌で紫の髪・瞳、魚の鰭のような耳が特徴。
感受性豊かな恋多き種族で、歌を詠うことで愛を伝えたり、民族の言い伝えを伝承していく。
エルフ
叡智を備え自然を敬う種族。通称「風の民」。
人間よりも小柄で、美しい容姿に恵まれた種族。
柔らかそうなピンク色の髪、同色の瞳と肌に尖っている耳、背には透けてみえる羽のようなものが浮いており、まるで妖精のような外見をしている。
理知的で誇り高く、自然と共生している。
ドワーフ
富と技術を尊ぶ種族。通称「地の民」。
緑色の肌で小さいが筋肉質な体格をしており、耳が大きめで丸い。
もともと知能レベルが高い種族で高度な文明を誇っていたが、欲張りな性質が災いして、その栄華を失いつつあるという。
その名残からか、装飾の細かい衣装や装備をしている。
人間
わずかながら他の大陸にも所在している。

主なスタッフ[編集]

冒険者のおでかけ便利ツール[編集]

本作はニンテンドー3DSとの連携機能もあり、パッケージ内に同梱の引き換え番号を使用することでニンテンドーeショップから、プレイヤーをサポートする『ドラゴンクエストX 冒険者のおでかけ便利ツール』が2012年8月22日より無料でダウンロードが可能。ナビゲート役は『IX』に登場したロクサーヌが勤める。

  • すれちがい通信 - 3DSのすれちがい通信機能で、プレイヤー同士がすれちがうことで互いのキャラクターのプロフィールやメッセージを交換し、さらにゲーム内でそのキャラクター同士がすれちがうと「ダブルすれちがい」状態になり、その人数によって特典アイテムが得られる。
  • おしらせ確認機能 - 運営スタッフからのお知らせが確認できる。
  • フレンド情報確認機能 - ゲーム内でフレンド登録したプレイヤーのログイン状態が確認できる。
  • 郵便局機能 - フレンド登録したプレイヤーとメールのやり取りが行えるほか、バザーから来たメールの確認(添付された品の受取は不可)も可能。
  • サポート仲間雇われ情報確認機能 - 自分がサポート仲間として登録したキャラクターの状況が確認できる。
  • 旅人バザー閲覧機能 - ゲーム内で「旅人バザー」に出品されているアイテムを確認できる。
  • ライブカメラ - ゲーム内の町に定点設置されたカメラに撮られた静止画(3DSでは立体視表示)がローテーションで表示される。

なお、すれちがい通信、郵便局機能以外はプレイヤー専用ウェブサイト「目覚めし冒険者の広場」でも確認可能。

ゲームアーキテクチャ[編集]

本作はネットワーク対応であるが、発売後に開催されたゲーム開発者イベント「CEDEC 2012」にてその構成と舞台裏が紹介された。以下、記事からかいつまんで列挙する。

  • 認証サーバ、ゲームサーバ、ウェブ(目覚めし冒険者の広場)、バックエンド群で構成。
  • これまでの多くのオンラインゲームではゲームサーバごとに独立した構成になっていたデータベースを、「世界はひとつでなければならない」として完全一元管理にすることが要求された(本作で指すサーバは既存のオンラインゲームで指すチャンネルとほぼ同義)。
  • 社内のノウハウが蓄積されており馴れていることからOracle DBが採用された。
  • ゲームサーバとDBサーバとは直結せず(やってしまうとDBサーバのメモリが枯渇してしまうという)、冗長性をもたせたDBプロキシサーバ群数百台を介して接続。これによりコネクションエラーを回避。
  • ゲーム本体はC++、ウェブ関係はJavaで記述されている。その他各種ツールをスクリプトで記述している。
  • セーブデータはC++の構造体の塊で数百キロバイト程度。
  • データ更新はシリアライズしてキャッシュサーバに放り込む方式をとっている。Oracleへのコミットは定期処理に加えて、ログアウト時とユーザ間でのアイテムのやり取りのタイミングで行われている。
  • シリアライズにMessagePack、キャッシュサーバにKyoto Tycoonを採用。Kyoto Tycoonサーバを増やすことによってセーブデータの高速処理を実現。それでも負荷試験の際にゲームサーバとDBキャッシュサーバ間の帯域を使いきってしまう問題が生じ、LZO(注:LZ4のミスとみられるが、参照元記事でこうなっているためそのまま記載している)で圧縮して転送するようにして解決(Google Snappyも候補だったがLZOのほうが圧縮効率が良かったのでそちらが採用された)。
  • 負荷試験専用のボットプログラムを作って長期に渡る負荷試験を行い、最終的にバックエンドに数十万接続がきてもこなせるだけの構成を実現。しかし旅人バザー、とりわけ検索処理の負荷が想定以上となっており、チューニングは今後の課題。
  • 8月7日に旅人バザーのトラブルを発生させてしまったが、これは購入処理と出品処理の1ミリ秒未満のデッドロック発生が原因。現在は解消済みだが、負荷試験でも発見できなかったという。
  • サービス開始後のトラブルの理由は(事前の)負荷試験が難しいものであったか、テストシナリオの見落としがほとんどとのこと。

なお、2012年10月24日に日本オラクルは本作のデータベースに(上記の通り)Oracle DBが、そのハードウェアにOracle Exadataが採用されたことを発表した。採用決定は2011年2月。

沿革[編集]

2008年[編集]

2008年平成20年)12月10日に、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』のプレス向け発表会において、堀井雄二によりWiiで『X』の開発を行う旨が発表された。堀井は、この発表会において「まあ、つぎの新しいものについてもそろそろ構想を練ろうかなって。今回は携帯機だったので、つぎはWiiくらいがいいかな、って。……って、言っちゃってよかったのかな?」と発言した。これに対して、ドラゴンクエストシリーズエグゼクティブプロデューサーの三宅有が「あ、いや……『ドラゴンクエストX』が Wiiで……ってことですよね」と苦笑交じりに肯定し、さらに司会者に「『X』のほうも開発が進んでいると」と聞かれて、堀井は「そうですね」と述べた。

2011年[編集]

2008年の発表後、『X』に関して長らく表立った動きはなかったが、2011年9月15日発売予定のWii用ソフト『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』では特典映像として開発中の映像が収録されることが同年6月29日に発表された。9月5日に行われた「ドラゴンクエスト新作発表会」にて、『X』の概要、正式タイトル、Wii U版の発売などが発表された。なお、この発表が14時台だったこともあり、オンラインゲームであることが明らかとなった直後からスクウェア・エニックスの株価が急落するという珍事があった。

2012年[編集]

2月23日よりベータテスト開始。4月26日にWii版の発売日・価格・利用料金等が発表された。6月22日にゲーム紹介映像(約11分、ナレーションは『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』のテレビCMナレーションも務めた福山潤)が、7月13日にテレビCM第1弾「仲間とともに篇」が、7月20日に特別映像「オンラインになったドラゴンクエストX」(約9分)が、7月30日のNintendo Directでオープニング映像が公開された。7月16日ベータテスト終了。7月25日に完成発表会を開催、テレビCM第2弾「新SMAP募集篇」には『VII』以降の4作連続でSMAPが出演した。8月2日にこの発売を記念して「SHIBUYA TSUTAYA」にて発売カウントダウンイベントが開催された。

発売後は盛況によりピーク時になると全サーバーが混雑になっており、不具合や障害が発生しメンテナンスも頻繁に行われている状況であった(9月に入ってからはほぼ安定)。このため一時的に臨時サーバーを20台増やすこととなった。その後も、「最大同時接続数が日々上書きされており今また記録更新した」(8月21日、斉藤のTwitter)、「無料期間が終わっても日々の接続数はほとんど減っていない」(8月24日、藤澤のTwitter)という状況が続き、8月29日には「臨時」サーバー20台がそのまま常設サーバーとなった。9月22日の「スクエニChan! TGS2012出張生配信」では堀井とプロデューサーの齊藤が登場し人口について「無料期間が終わっても継続的に遊んでもらえているし、むしろ日に日に増えているという状況」と明かしている。

攻略本[編集]

  • Vジャンプブックス ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン 大冒険ワールドガイド (ISBN 978-4-08-779637-7)
  • SE-MOOK 冒険者おうえんシリーズ ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン 公式ガイドブック 上巻●世界編 (ISBN 978-4-7575-3748-4)
  • SE-MOOK 冒険者おうえんシリーズ ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン 公式ガイドブック 下巻●知識編 (ISBN 978-4-7575-3749-1)

脚注[編集]

外部リンク[編集]

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