ふたりはプリキュア Splash Star

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ふたりはプリキュア Splash Star』は、東映アニメーション制作のアニメ作品。『プリキュア』シリーズの第3作。


注意以降に核心部分が記述されています。

あらすじ[編集]

海原市立夕凪(ゆうなぎ)中学校に通うふたりの女子中学生、日向咲と美翔舞。ふたりは、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピの力により「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦う。

概要[編集]

2006年に新たな『ふたりはプリキュア』シリーズとして放送を開始した2代目プリキュア。2004年の開始の際からスタッフ間で「キャラクターを変えてもシリーズとして続けて行ければいいね」として企画された番組である。『美少女戦士セーラームーン』シリーズ、『おジャ魔女どれみ』シリーズに並ぶほどの人気の女児向けシリーズがメインキャラを一新することは大きな話題を呼んだ。

しかし、大ヒットした前作の『初代プリキュア』に比べ、その人気は大きく低下し、結局最後まで女児の支持を取り戻す事は出来ずに終わった。田舎を舞台にNHK教育ドラマのような人情劇を描き地味な印象を残した本作ではあるが、MaxHeartからの路線変更とYes!のコミカル回帰に挟まれ結果的に異色作となっている面もある。

テレビシリーズ[編集]

『ふたりはプリキュア Splash★Star』(スプラッシュ・スター)
2006年2月5日 - 2007年1月28日(全49話)

登場人物[編集]

プリキュアと仲間達[編集]

プリキュアのイメージは花鳥風月をモチーフにしている。

日向 咲(ひゅうが さき) / キュアブルーム / キュアブライト:樹元オリエ
本作の主人公の一人で、夕凪中学校2年生。1992年8月7日生まれ、O型。
ソフトボール部に所属し、ピッチャーである。家は両親が営む「ベーカリーPANPAKAパン」というパン屋。フラッピをパートナーに変身する。
口癖は「絶好調ナリ」で勉強は苦手(画才も壊滅的)だが、ソフトボール部で超がつくほど活発、そこにいるだけで周囲をパッと明るくさせるムードメーカーでもある。幼い頃から両親に自然や物の大切さを教えられてきた。 また舞の兄、美翔 和也にひそかに恋心をもっている。
キュアブルーム
日向咲が変身する、「輝く金の花」こと、大地のプリキュア。
デザインモチーフは、花鳥風月における、花。初登場は第1話。
大地の力を借りた技や格闘技をメインとした戦い方で、パンチを多用する。イーグレットと手をつなぐことで、精霊の力を利用したバリアを出す事ができ、攻撃にも転用可能。必殺技は、イーグレットとの合体攻撃「プリキュアツインストリームスプラッシュ」。
中盤でスプラッシュコミューンが使用可能になると、ベルト状のプリキュアスパイラルリングが腰に装着出来るようになり、基本能力が上昇し必殺技「プリキュアスパイラルハートスプラッシュ」が使用可能になる。
なお、番組中盤からはミックスコミューンからではなくクリスタルコミューンから変身、キュアブライドとの選択変身制となる。
キュアブライト
日向咲が変身する、「天空に満ちる月」こと、月のプリキュア。
デザインモチーフは、花鳥風月における、月。初登場は第30話。
月の力を利用した遠距離攻撃が主体で、それを駆使して戦う。キュアブルームと同じく、キュアウィンディと手を繋ぐことによってバリアを使用することができる。
スプラッシュコミューンから力を受けることでキュアブルームと同様にベルト状のプリキュアスパイラルリングが腰に装着されると基本能力が上昇してキュアウィンディとの合体必殺技「プリキュアスパイラルスタースプラッシュ」が使用可能となる。
なお、あくまでフォームチェンジに過ぎないため総合的な戦闘力ではキュアブルームと明確な差はない。
美翔 舞(みしょう まい) / キュアイーグレット / キュアウィンディ:榎本温子
本作のもう一人の主人公で、夕凪中学校に転校してきた2年生。1992年11月20日生まれ、血液型はAB型。
美術部に所属し、絵を描くのが大好き。熱心にデッサンをしていると名前を呼ばれても気づかないことが多い。チョッピをパートナーに変身する。
親友の咲をとても大事に思っており咲がソフトボールの試合で惜敗したときや、緊張しているときに、咲の心情をいち早く察し、 咲を励ましたり慰めに行くなどの事をしていた。また、絵だけでなく縫い物なども得意で、一晩のうちにフラッピ達の人形を仕上げたりしている。
キュアイーグレット
美翔舞が変身する、「煌めく銀の翼」こと、大空のプリキュア。
デザインモチーフは、花鳥風月における、鳥。初登場は第1話。
大空の力を借りた技や格闘技をメインとした戦い方で、キックを多用する。
ブルーム同様バリアが使用できる。また精霊の光を靴裏から噴射することで、ブースターとしても使用可能である。必殺技は、キュアブルームとの合体攻撃「プリキュアツインストリームスプラッシュ」。
中盤でスプラッシュコミューンが使用可能になると、ブレス状のプリキュアスパイラルリングが左腕に装着出来るようになり、基本能力が上昇し必殺技「プリキュアスパイラルハートスプラッシュ」が使用可能になる。
キュアウィンディ
美翔舞が変身する、「大地に薫る風」こと、風のプリキュア。
デザインモチーフは、花鳥風月における、風。初登場は第30話。
風の力を借りた遠距離攻撃を中心に戦う。真空波(かまいたち)や、突風攻撃が使える。
キュアイーグレットと同じく、バリアを使用することができる。スプラッシュコミューンから力を受けることでイーグレットと同様にブレス状のプリキュアスパイラルリングが装着され、基本能力が上昇し、必殺技「プリキュアスパイラルスタースプラッシュ」が使用可能となる。
どのフォームでも精霊の力が弱まると戦闘力が激減すると言う弱点がある。
ブルームとイーグレット・ブライトとウィンディは必ずペアになる。
また最終決戦では薫と満がブライトとウィンディに変身する事になる。
フラッピ:山口勝平
泉の郷からやってきた花の精。ブルームのパートナー。身体は水色で耳は細長い渦巻状になっている。普段はミックスコミューンとして携帯電話のような形をしている。語尾は、「~ラピ」。ふりかけごはんが好物らしい。チョッピに思いを寄せていてときおり露骨なまでのアピールをするが、一向に想いは伝わらない。中盤になるとムープとフープから「月の力」と「風の力」を受け、チョッピとともにクリスタルコミューンへとパワーアップ。咲をキュアブルームだけでなく、キュアブライトの姿にも変身させることが可能となった。
チョッピ:松来未祐
泉の郷からやってきた鳥の精。イーグレットのパートナー。身体は白っぽい色をしている。語尾は、「~チョピ」。フラッピ同様中盤でクリスタルコミューンへとパワーアップ。舞をキュアイーグレットだけでなく、キュアウィンディの姿にも変身させることが可能となった。
ムープ:渕崎ゆり子
空の泉からやってきた月の精。咲がブライトに変身するとき力を与える。普段は、フープとともにスプラッシュコミューンに住みついている。語尾は、「~ムプ」。性別は男の子と思われる。身体は薄い緑色。初登場したときは人見知りが激しかったが、すぐに咲たちと打ち解けた。
フープ:岡村明美
空の泉からやってきた風の精。舞がウィンディに変身するとき力を与える。語尾は、「~ププ」。性別は女の子であると思われる。身体は薄いピンク色。初登場したときは人見知りが激しく姿に見つかると物陰にすぐ隠れていたりしたが、すぐに咲たちと打ち解けた。
ムープ、フープは当初、精霊の幼い姿とされた。おたまじゃくしのような尻尾と腕が付いている。

主人公の家族達[編集]

日向 大介(ひゅうが だいすけ):楠見尚己
咲の父親。PANPAKAパンの店長兼パティシエ。ごつい風貌ではあるが、根が優しく、誰からも頼りにされている。地元の住民に美味しいパンを食べてもらうことが本人の誇り。「全てのものに命は宿る」という考えの持ち主。
日向 沙織(ひゅうが さおり):土井美加
咲の母親。家業のパンを焼く職人。しっかり者の性格で、愛情を込めて焼いたパンが自慢の商品。中学生時代はソフトボールをやっていた。
日向 みのり(ひゅうが みのり):齋藤彩夏
咲の妹。小学2年生で、背伸びしたがる年頃。母親譲りのしっかり者だが、甘えん坊の一面も。姉妹の仲は良好で、咲が客として呼んだ舞や満、薫にも親しくなる。その影響からか姉を始めとした仲間達の絵を描くシーンが多く見られる。
コロネ:渡辺英雄
咲が飼っている、PANPAKAパンの看板猫。5年前に咲が拾ってきた。キントレスキー曰く「いい面構え」、咲曰く「無愛想」。フラッピ達とも仲が良い。42話でフィーリア王女にとりつかれ、力をもらうことで初めてしゃべり(非常に良い声をしている)、その時、自分を拾ってくれた咲に大変な恩義を感じている事を告白する。フィーリア王女が憑依してからは、二足歩行で走ったり、ボール状にまるまって敵に一撃お見舞いするなど色々と活発な行動をとる。
美翔 弘一郎(みしょう こういちろう):入江崇史
舞の父親。天文学者。美翔家には、まるで天文台のような巨大な天体望遠鏡がある。
美翔 可南子(みしょう かなこ):日下由美
舞の母親。考古学者。 何事にものめり込むタイプで、研究で徹夜することもしばしば。
娘に似ず、かなりのドジで、お茶一つ入れるのにも相当なリスクがかかることも珍しくない。「形あるものはいつか壊れる」という考えを持つが彼女が言うと説得力に欠ける。
美翔 和也(みしょう かずや):野島健児
舞の兄。高校2年生で舞にとって頼りがいのある人物。宇宙飛行士を目指している。咲のあこがれの人でもある。宇宙飛行士を目指すが故に牛乳を良く飲んでいる。

夕凪中学校[編集]

篠原先生(しのはら- ):氷青
咲・舞たちの担任女性教師。担当学科は英語。ソフトボール部顧問も務めている。
星野 健太(ほしの けんた):竹内順子
夕凪中学校2年で咲や舞のクラスメイト。実家は釣り船屋「星野屋」。将来はコメディアンを目指しているが、親父ギャグ好きで笑いのセンスがあるのかは疑問。時折ねじり鉢巻をしている。文化祭で漫才をやるという名目で宮迫を半ば強引に相方にした。
宮迫 学(みやさこ まなぶ):入野自由
咲や舞のクラスメイトで学級委員。性格が暗く、皆からからかわれることもしばしば。健太との漫才コンビでツッコミを担当。意外な才能を見せる。手先が器用で絵も上手である。
伊東 仁美(いとう ひとみ):小野涼子
咲や舞のクラスメイト。咲と同じくソフトボール部に所属。「マジ ~」と付けるのが口癖。
太田 優子(おおた ゆうこ):城雅子
咲や舞のクラスメイト。咲と同じくソフトボール部に所属し、咲とはバッテリーを組む。健太のことが好き?
安藤 加代(あんどう かよ):中川亜紀子
咲や舞のクラスメイトで、学級委員。図書館で子供相手に朗読会のボランティアをしている。

泉の郷[編集]

フィーリア王女:川田妙子
泉の郷の王女。奇跡の雫が7個集まるごとに降臨する。初期では声を聞くことができなかったが、20話以降で声を聞くことができた。すべての命を生み出すと言われる世界樹の精霊。

滅びの国「ダークフォール」[編集]

上層部[編集]

ゴーヤーン:森川智之
アクダイカーンの手下。プリキュアとの戦いで戦士たちが敗れるとその原因について何かと口出してくる。その姿どおりゴーヤが名前のモチーフ。ダークフォールの真の支配者である。最終決戦では何百年かぶりに真の姿を現す。常に丁寧な口調でそれは正体を現した後も変ることは無かった。泉の郷を滅ぼした力を持っていることからフラッピ達は一度、ゴーヤーンの真の姿を目撃していると思われる。41話ではフィーリア王女からフェアリーキャラフェを強奪し、カレハーンらを再生させた。
ミズ・シタターレには「ゴーちゃん」呼ばわりされていた。
アクダイカーン:五代高之
表向きは滅びの国「ダークフォール」の支配者だが実はゴーヤーンが生み出した仮の支配者。世界樹を手に入れて七つの泉全てを掌握し、滅びの世界に変えることを目論む。最終決戦でプリキュアの攻撃で致命傷を負い、最期は彼を見限ったゴーヤーンに命の源を破壊され消え去った。名前のモチーフは時代劇の悪代官。

五行幹部[編集]

この五人は五行思想がモチーフとなっている。

カレハーン:千葉一伸
滅びの国「ダークフォール」からやってきたその支配者アクダイカーンの手下。樹の泉を支配している。木を使ってウザイナーを操る。ダークフォール内での愛称は「カレッチ」。モエルンバを嫌っている。
モエルンバ:難波圭一
アクダイカーンの手下。炎を使ってウザイナーを操る。火の泉を支配している。男性だが物腰は女性的。「チャ、チャ、チャ♪」を口癖に、サンバを踊りながらラテン系の言葉で喋りだしてくる。
再登場後はカレハーンに好意を持っている素振りを見せるが、カレハーンには暑苦しいと嫌われる。
ドロドロン:岩田光央
アクダイカーンの手下。土でウザイナーを操る。土の泉を支配している。雨の日になると泥を吸収して更に巨大化する。独特の喋り方をしている。根暗な性格。
ミズ・シタターレ:松井菜桜子
アクダイカーンの手下。水を使ってウザイナーを操る。水の泉を支配している。高飛車な性格でやや天然。しばしば咲に「ハナミズターレ」「ミズ・ハナターレ」など名前を間違えられる。海の家の女主人や夜店の客、宅配便の配達員に扮装したり、篠原先生に化けて現れた事もある。
キントレスキー:小杉十郎太
アクダイカーンの手下。筋肉パワー全開でプリキュアに挑む。金の泉を支配している。正々堂々の勝負を好むトレーニングマニア。パンパカパンのチョココロネが大好物で大介とも親しげに話し、コロネも気に入ってるらしい。また意外にも絵が上手い。咲と舞の話を盗み聞きしたことや舞が作ったモニュメントを破壊してしまったことに対して謝るなど紳士的なところもある。自分が集めたトレーニング器具を置いた亜空間の部屋「スペシャルマッスルトレーニングルーム」を無理やり「略して『私の部屋』」といって咲に突っ込まれている。最終決戦で敗れた際には非常に満足したかのように散っていったが、再登場後の最期はシタターレ共々あっけないものだった。

霧生姉妹[編集]

霧生 満(きりゅう みちる) :渕崎ゆり子
突然夕凪中学校にやってきた謎の転校生であり、咲や舞のクラスメイト。運動神経が抜群でもあり、薫とともにアクダイカーンにより生み出され、その恩義を感じアクダイカーンの忠実なしもべであった。
だがプリキュアの事を調べているうちにダークフォールの目的に疑問を感じだしてアクダイカーンに緑の郷を滅ぼすのはやめてほしいと進言したので裏切者扱いされて封印されるも、五行幹部のパワーアップ再生を知って自ら封印を解いてプリキュアに協力するようになる。最終決戦ではプリキュアと共にゴーヤーンと戦った。
霧生 薫(きりゅう かおる):今井由香岡村明美
突然夕凪中学校にやってきた謎の転校生であり、咲や舞のクラスメイト。満とともにアクダイカーンにより生み出され、その恩義を感じアクダイカーンの忠実なしもべであった。
満同様、アクダイカーンに進言したことで封印されるも、五行幹部の再生を知って自ら封印を解いてプリキュアに協力するようになる。最終決戦ではプリキュアと共にゴーヤーンと戦った。

雑魚[編集]

ウザイナー:渡辺英雄
色んな物に乗り移り姿を変える雑魚怪物。プリキュアに倒されると元の色んな精霊に戻る。

主題歌[編集]

オープニング『まかせて★スプラッシュ☆スター★』
作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:家原正樹 歌:うちやえゆか with Splash Stars
エンディング『「笑うが勝ち!」でGO!』(第1話 - 第30話)
作詞:青木久美子 作曲:高取ヒデアキ 編曲:家原正樹 歌:五條真由美
第49話(最終回)では、エピローグの挿入歌として用いられた。
エンディング『ガンバランスdeダンス』(第31話 - 第49話)
作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:家原正樹 歌:五條真由美 with フラッピ&チョッピーズ
第49話(最終回)は、回想シーンの映像と、最後にメッセージの入った特別バージョン。

スタッフ[編集]

  • 企画:大野逸雄(ABC)、松下洋子(ADK)、清水慎治
  • プロデューサー:亀田雅之(ABC)、鶴崎りか(ADK)、鷲尾天
  • 原作:東堂いづみ
  • 連載:講談社『なかよし
  • シリーズ構成:長津晴子→成田良美
  • 音楽:佐藤直紀
  • 製作担当:坂井和男
  • 美術デザイン:行信三
  • 色彩設計:沢田豊二
  • キャラクターデザイン:稲上晃
  • シリーズディレクター:小村敏明
  • 脚本:長津晴子、成田良美、清水東、羽原大介、山下憲一、村山功
  • 演出:小村敏明、大塚隆史、岩井隆央、矢部秋則、山吉康夫、川田武範、岡佳広、座古明史、長峯達也、大塚健
  • 作画監督:青山充、稲上晃、河野宏之、東美帆、高橋任治、爲我井克美、生田目康裕、飯島秀一、川村敏江、篁馨、奥山美佳
  • 美術:行信三、井芹達朗、杦浦正一郎、保坂有美
  • 制作協力:東映
  • 制作:ABCADK東映アニメーション

漫画版[編集]

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ふたりはプリキュアスプラッシュスターは、原作・東堂いづみ、まんが・上北ふたごによって漫画作品が描かれている。漫画版では『スプラッシュスター』の表記はカタカナ。

連載版[編集]

なかよし」(講談社)にて2006年3月号から(12月号は休載)2007年2月号まで、「なかよしラブリー」2006年春の号から秋の号まで連載。前2作と違いメイン連載扱いである。テレビアニメのストーリーを追う形で、漫画版独自の要素も織り込んでいる。 「なかよしラブリー」では雑誌掲載時は番外編扱いだったが、単行本では本編の一部として扱われている。

単行本[編集]

本作の単行本は、連載版をほぼそのまま収録した『ふたりはプリキュアスプラッシュスター』(講談社)が現在1巻(以下続刊)、映画版のコミカライズが描きおろしで全1巻発売されている。

ふたりはプリキュアスプラッシュスター 1巻 
ISBN 4-06-372203-1 : 2006年3月号~9月号・なかよしラブリー2006年春の号・夏の号掲載分
映画ふたりはプリキュアスプラッシュスター チクタク危機一髪! 
ISBN 4-06-372245-7

作品舞台[編集]

作品の舞台は鎌倉市江ノ電沿線をモデルにしたと思われる「海原市夕凪」で、作中に鎌倉高校前駅を模した駅や江ノ電20形を模した電車、七里ヶ浜周辺を模した海岸や漁港が登場し、極楽寺駅に似た駅や稲村ヶ崎を思わせる場所が登場する。また、江ノ電バスに似たオレンジ色の車体のバスも登場する。

商業面[編集]

玩具売上は女児向けアニメ作品としては依然高水準ではあるものの、2006年の経営計画としてバンダイが発表した年間売上目標(90億円)を下回る売行で、同年第1四半期には70億円目標に早くも下方修正された。 これは前作『ふたりはプリキュア Max Heart』の売上実績(123億円)の57%と言う大幅な低下であり、同年中間決算期の説明会でバンダイ社長自らが「女児玩具の売れ行きが非常に厳しい」と発言するに至った。 その後も厳しい戦況は続き、第3四半期における再度の下方修正を経て、最終決算は60億円(年初計画の三分の二、前年比約49%)にまで落ち込んでしまった。また視聴率も低下し、番組開始時は8%台で推移していたのが、中盤から4~5%台にまで下降。メインターゲットである女児層の視聴率も、前作に比べて夏頃に約三分の二、冬頃には三分の一以下にまで減少した。年間平均視聴率は6.4%で、23年間の歴史を持つ(2007年現在)同枠の番組で歴代最低となった。

食品は従来から続くバンダイ森永製菓の商品に加え、トップ製菓からガム類、丸美屋からカレー、ふりかけ、お茶漬け、コーンスープが発売された。ふりかけ、カレーは番組内でCMも放送されていた。

劇場版[編集]

『映画ふたりはプリキュア Splash★Star チクタク危機一髪!』
2006年12月9日公開
※『デジモンセイバーズTHE MOVIE 究極パワー! バーストモード発動!』と一括上映。上映順は場所によって異なる。

スタッフ[編集]

  • 監督:志水淳児
  • 脚本:成田良美
  • 作画監督:爲我井克美
  • 美術:行信三

あらすじ[編集]

のど自慢大会に出場する咲と舞だったが、些細なことで喧嘩をしてしまう。
そんな時、町中の時間が止まってしまう。
咲と舞は突然現れたアワーズとミニッツという精霊について行き、「時計の郷」へと向かうが…。

登場人物[編集]

アワーズ:菊池正美
の姿をした「時計の郷」の精霊。せっかちな性格。ミニッツと仲良し。
ミニッツ:TARAKO
ウサギの姿をした「時計の郷」の精霊。のんびりした性格。アワーズと仲良し。
サーロイン:速水奨
「ダークフォール」の住人。時間を止め、世界を征服しようと企んでいる。人間が仮の姿で、真の姿は猛牛の怪物。
うちやえゆか:うちやえゆか
向井亜紀:向井亜紀
本人役で登場。のど自慢の審査員。

主題歌[編集]

オープニング『まかせて★スプラッシュ☆スター★』
エンディング『ガンバランスdeダンス ~咲&舞version~』
作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:家原正樹 歌:日向咲(樹元オリエ)&美翔舞(榎本温子) with フラッピ&チョッピーズ

興行成績[編集]

しかし、この映画が公開された2006年12月の時点では、TVシリーズの人気低迷による不振が浮き彫りになっていた時期であり、映画の方も思うように人気が出ず、興行成績は3億円未満と、前作『映画ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち』(2005年12月公開、約5.7億円)の約半分以下にまで下落。これまで東映アニメーション製作の子供向け映画で過去最低だった「2002夏東映アニメフェア」(2002年7月公開、約4億円)の記録を更に下回る結果となってしまった。

外部リンク[編集]