兵庫県立北播磨余暇村公園

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兵庫県立北播磨余暇村公園 (きたはりまよかむらこうえん)は、兵庫県多可郡多可町にある総合公園である。

概要

1987年昭和62年6月1日)、妙見山麓の自然の地形を利用した総合公園として兵庫県により開設される。総面積13.0ha(開設面積12.4ha)を誇る。優れた自然環境を保ち、都市農村地域を結ぶ交流の場となり、また北播磨地域のレクリエーションの中心となっている。園内は大きく分けて”冒険の広場”、”いこいの森”(宿泊施設)、”鑑賞ゾーン”の3つからなり、宿泊棟・レストランも備え、ゴルフ場やテニスコート、野球場なども隣接し、日帰り・宿泊ともに対応できるようになっている。運営は 財団法人 兵庫県園芸・公園協会

施設

  • 鑑賞ゾーン
バラ園 (面積2,800㎡)
バラ園としては周辺では類例を見ないほどの規模を誇り、管理の行き届いた園内には40種760株が植えられ、見頃である5月中旬~7月中旬と10月上旬~11月中旬には、園内全体が馥郁たる芳香に包まれる。アーチ仕立て、ポール仕立て、スクリーン仕立てなどバラエティーも豊かであり、英国庭園風の本格的なバラ園としてバラ愛好家の注目を浴びる。品種ハイブリッド・ティーフロリバンダを中心にクライミングローズが混じり、人気品種である、「ジュビル・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ」(HT)や「アイスバーグ」(HT)、「ベルニールポールセン」(FL)、「マヌーメイヤン」(HT)、「パスカリ」(HT)、「千代」(HT)、「金閣」(HT)、「紫雲」(HT)、「ブルームーン」(CL)、「アルティシモ」(CL)、「ローズミュージック」(FL)、「ゴールドバニー」(FL)、「コクテール」(CL)などが主役を飾り、特に最奥部の真紅のクライミングローズである「アンクルウォルター」(CL)の高さ4m以上もあるスクリーン仕立ては背景の緑と相まって見事である。
●しょうぶ園 (面積6,400㎡)
当公園では、ショウブはきれいな花を咲かせるために全体を4つの区画に分け、毎年1区画ずつ植え替えを行っている。東屋を中心に川の流れを挟むようにさまざまな品種のショウブが植えられ、時期にはしっとりとした美を醸し出す。
日本庭園(面積3,100㎡)・修景池(面積340㎡)
観賞ゾーンの最奥部にあり、足を運ぶ者もまれで周囲を森林に囲まれ落ち着いた佇まいを堪能できる。四季が入り乱れ、春にはシダレザクラが美しく池面に影を落とす。庭園内の池には体長40cm以上の錦鯉真鯉が悠然と回遊し、来訪者があれば近寄ってくる。
※各施設共に、鹿の侵入を防ぐために17:00~翌朝9:00まで閉鎖している。
  • 冒険の広場(面積16,000m2)
●妙見スカイローラー全長253.3m
●回廊式コンビネーション遊具(リングトンネル、木製サーキット、ターザンロープ、ウッドジャングル、リズムステップ、ネット遊具など)
●幼児広場(タイヤブランコ、スプリングシーソー、木馬
●銅精錬所跡展示館
1982年昭和57年、中町「入角山」の石垣山で、当公園の建設が着工された際、2万トンに及ぶカラミの堆積が発見された。この地帯一帯は古来、鉱山の町として栄えたところで多くの遺跡が見られる。発掘調査の結果、銅精錬の全工程の遺構が発見されたことから当公園の付属施設として復元・展示されることになり、現在は展示館として内部に当時の精錬所の後が各種資料とともに保存されている。
つり橋(2橋)、レンガの砦、水の流れ(280m)、水遊びのできる池
  • いこいの森
●ココロン那珂
町営の宿泊施設で赤松林に抱かれた静かな環境の中に、9棟のログキャビンと、合宿などに利用できる宿泊棟がある。レストランでは定食メニューなどが用意され、ベランダではバーベキューもできる。
コテージ:9棟(宿泊定員40名)
宿泊棟:1棟(宿泊定員40名)
管理・レストラン棟:1棟
注意:なお公園内にはゴミ箱はなく、すべて持ち帰りとなっている。

所在地

兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41

交通アクセス

周辺観光

兵庫県県観光百選にも選ばれている竹谷川沿いの森林や、翠明湖が一望できるなど豊かな自然と景観に恵まれた公園。
  • 金毘羅神社
  • 多可寺観月会(中区)
  • かかしフェスティバル(中区)
  • 山田錦生誕70周年記念(中区)
  • 青玉神社いちょう(加美区)
  • 岩座神棚田オーナー(加美区)
  • 千が峰(加美区)
  • 鹿子神社武者行列(八千代区)

外部リンク

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