ブリッツボール

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ブリッツボール (Blitzball) は、スクウェア(現・スクウェア・エニックス)から発売されたコンピュータゲーム・『ファイナルファンタジーX』および『ファイナルファンタジーX-2』に登場する架空のスポーツ、またはそれに使われるボールの名称である。

これらの作品の世界であるスピラで人気の高い娯楽であり、特にXの時代では『シン』の驚異に震える民衆達にとって唯一とも言える楽しみであった。ただしブリッツボール自体はX・X-2の時代よりも1000年以上前から人々の間で楽しまれていたスポーツである。

サッカー水球を掛け合わせたような球技である。使用するボールは表面に多数の突起がある。Xのプレーヤーキャラクター・ワッカは武器としても使う。

「スフィアプール」と呼ばれる球状のプールの中で、2チームが相手のゴールを目指して激突する。スフィアプールはX・X-2の時代には大都市ルカに唯一存在し、1000年前にはザナルカンドにも存在した。このスフィアプールは幻光虫の作用により空中に球状のまま存在しているが、常時球状のプールがスタジアムに存在しているのではない(Xの作品中にも、試合前に水を入れているシーンがある)。選手達は試合中ずっと水中にいることになるが、幻光虫の作用により試合中に選手が窒息したりすることはない。

ゲーム内容[編集]

ファイナルファンタジーX[編集]

主人公ティーダらがブリッツボール選手であるため、ストーリーとの関連性が高い。ゲーム中に最低1度は強制的にプレーさせられるが、勝利する必要はない。一部の時期を除いてゲーム中にいつでもセーブポイントから試合会場へ行ってプレーすることができる。また世界各地にいるブリッツボール選手をスカウトしてティーダが所属する(=自チーム)ビサイド・オーラカに加入させることができる。

チームの編成・ボールのコントロール・敵選手との駆け引きなど、実際の試合さながらの臨場感が高いミニゲームである。トーナメント戦とリーグ戦があり、3位以内に入賞するとアイテム(またはブリッツボールの特殊技)が手に入る。ブリッツボール以外で入手できないレアアイテムも存在する。

出場した選手は活躍に応じて経験値を入手し、また相手の技(アビリティ)を見て覚えること(キャプチャー)によってシュート・タックルなどの特殊技を習得していく。やり込み要素が強い。

選手の使用するアビリティやパスの相手をコマンド選択形式で決定する点、アビリティの発動によりHPを消費する点など、ゲームの操作性についてはファミコン版『キャプテン翼』シリーズ(テクモ)と類似している点が多い。

ファイナルファンタジーX-2[編集]

ゲーム中での重要度はXよりも低く、一切無視して進めることも可能。試合の操作をオート化し、かなり省略して進められるモードがあり、チームの育成に重点が置かれている。

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登場するチーム[編集]

XとX-2の双方に登場するチーム[編集]

ビサイド・オーラカ
本拠地はビサイド島でキャプテンはワッカ。トーナメントでは初戦敗退の常連(言わば万年初戦敗退チーム)であるが、メンバー達もそのことを苦にはしていない。Xではプレイヤーが操作するチームであったが、X-2では隠しチームとなっている。
キーリカ・ビースト
キーリカ島に本拠を構えるチーム。OBである大召喚士オハランドを崇拝している。
ルカ・ゴワーズ
ルカに本拠を構えるチーム。最強と噂される。
ロンゾ・ファング
ロンゾ族のチーム。持久力とタックル時の攻撃力に定評がある一方、動きは遅い。
グアド・グローリー
グアド族で構成されたチーム。素早い動きと正確なパスワークに定評がある。
アルベド・サイクス
アルベド族のチーム。ゴール前の防御力が高い。
ザナルカンド・エイブス
Xではオープニングでティーダの所属チームとして登場した。X-2では隠しチームとなっており、メンバーの中にはティーダとおぼしき人物もいる。

Xのみに登場したチーム[編集]

ザナルカンド・ダグルス
Xのオープニングでザナルカンド・エイブスの対戦相手として登場。
ベベル・ベルズ
Xにおいて設定上のみ存在したチーム。本拠地はベベル。
ヨンクン・ノーマッド
Xにおいて設定上のみ存在したチーム。討伐隊出身の大召喚士ヨンクンにあやかり命名された。

X-2にのみ登場するチーム[編集]

カモメ・ダン
X-2でユウナ達が所属するカモメ団がブリッツボールに参入する。なお、カモメ団の主要メンバーは6人だがX-2でのルールでは1チーム8人であるため、チームの初期メンバーにはスタジアムの警備をしているビッグス&ウェッジも含まれている。

参考[編集]

エル・タヒン



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