イギリス

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{{ウィキペディア}}'''イギリス'''({{Lang-en|England}}、'''英吉利''')、'''英国'''(えいこく)は、[[ヨーロッパ]]の北西に位置する[[連邦]]。[[グレート・ブリテン島]]と[[アイルランド島]]の北部から成り、[[アイルランド]]や[[フランス]]と国境を接する。地形は平坦で、[[北大西洋]]の暖流の影響により高緯度でも比較的温和な気候にある。主な都市は首都・[[ロンドン]](2014年現在、人口約854万人)、[[バーミンガム]](同110万人)など。2016年現在、総面積約24.2万km<sup>2</sup>に、総人口約6,511万人が暮らしている。 [[産業革命]]以来の伝統的な工業国で、2015年現在の第2次産業人口は18.6%を占める。第1次産業人口は同1.1%程度であるが、食料自給率は60%近く、酪農製品や[[大麦]]・[[小麦]]・[[ホップ]]などを生産。また金融業ではロンドンの[[シティ・オブ・ロンドン|シティ]]は[[ニューヨーク]]と並ぶ世界の金融の中心地とされている。 政治体制は[[立憲君主制]]。国家元首である[[エリザベス2世]]は、[[英連邦]]の首長、16カ国の元首でもある。[[NATO]]加盟国で[[国連安全保障理事会]]の常任理事国。1973年に[[ヨーロッパ共同体]](EC)に加入したが単一通貨([[ユーロ]])には参加せず(通貨は[[スターリング・ポンド|ポンド]])、2016年に国民投票で[[EU]]離脱を決定した。 公用語は[[英語]]。民族は、[[ゲルマン系]]の[[イングランド人]](83.6%)、[[ケルト系]]の[[スコットランド人]](8.6%)、[[ウェールズ人]](4.9%)など(2001年時点)。アフリカや[[インド]]・[[パキスタン]]など旧植民地からの移住者も多い。宗教では[[キリスト教]]の[[英国国教会]]派が71.6%で[[イスラム教]](2.7%)がこれに次ぐ(同)。 == 地勢 == イギリスは、'''グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国'''(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の名のとおり、[[グレート・ブリテン島]]と[[アイルランド島]]の北部から構成される{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。グレート・ブリテン島は、[[イングランド]]、[[スコットランド]]および[[ウェールズ]]の各地方から成る{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 [[島国]]で、[[北大西洋]]と[[北海]]に面し、[[ドーバー海峡]]を隔てて[[フランス]]と隣接しているが、[[アイルランド]]とは陸地で国境を接している{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 グレート・ブリテン島の地形は比較的平坦で、北部には[[グランビア山地]]、中部に[[ペニン山脈]]、西部に[[カンブリア山地]]などの[[古期造山帯]]の低い山脈が連なっている{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 === 総面積 === *1990年頃 229,897 km<sup>2</sup>{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2012年 242,000{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=15}} *2013年 243,000{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *2014年 244,000{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} *2017年 242,000{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === 気候 === 北大西洋の[[メキシコ湾流]]と[[偏西風]]のため、高緯度の割に温和な、温帯気候([[西岸海洋性気候]])にある{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 降雨量の季節による変動は少ないが{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}、天候は変わりやすい{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}。年平均気温は11.8℃、年降水量は640.3mm{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 気温は、冬期には東海岸よりも西海岸の方が高く、夏期には西海岸よりも東海岸の方が高くなる{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}。 === 主な都市 === {|class="wikitable" style="text-align:center" ! 都市名 !! | 人口 <div style="font-size:small">2014年, 万人</div> |- | [[ロンドン]](首都{{Sfn|竹内|1993|p=91}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}) || 853.8 |- | [[バーミンガム]] || 110.1 |- | [[リーズ]] || {{0}}76.6 |- | [[グラスゴー]] || {{0}}59.9 |- | [[シェフィールド]] || {{0}}56.3 |- | [[ブラッドフォード]] || {{0}}52.8 |- | [[マンチェスター]] || {{0}}52.0 |- | [[エディンバラ]] || {{0}}49.2 |- | [[リバプール]] || {{0}}47.3 |- | [[ブリストル]] || {{0}}44.2 |- | [[カークリーズ]] || {{0}}43.1 |} {{Small|資料:{{Harvnb|二宮書店|2017|pp=329-330}}}} == 人口 == === 総人口 === *1990年頃 5,707万人{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *1990年 5,721{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=56}} *2000年 5,895{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=56}} *2010年 6,207{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=56}} *2011年 6,180{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *2012年 6,278{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=56}} *2013年 6,314{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=56}}{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} *2016年 6,511{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === 人口密度 === *2013年 260人/km<sup>2</sup>{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=30}} *2016年 269{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === 動態統計 === ==== 人口増加率 ==== *0.5%(2000年-2013年平均){{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=15}} ==== 出生率 ==== *1990年頃 13.8‰{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2012年 12.8‰{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=63}} *2014年 12.0‰{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} ==== 死亡率 ==== *1990年頃 11.1‰{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2012年 9.0‰{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=63}} *2014年 8.8‰{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} ==== 乳児死亡率 ==== *1990年頃 8.8‰{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2014年 3.7‰{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} ==== 合計特殊出生率 ==== *2014年 1.8‰{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === 平均寿命 === *2014年 81.1歳{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} ==== 年齢別人口 ==== {|class="wikitable" style="text-align:right" ! 年度 !! 0-14歳 !! 15-64歳 !! 65歳以上 !! 出典 |- | 2011年 || 17.6% || 66.0% || 16.4% || {{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=71}} |- | 2016年 || 17.4% || 64.7% || 17.9% || {{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} |} === 労働人口 === ==== 産業別人口 ==== {|class="wikitable" style="text-align:right" ! 年度 !! 1次 !! 2次 !! 3次 !! 出典 |- | 1990年頃 || 2.0% || 20.8% || - || {{Sfn|竹内|1993|p=91}} |- | 2013年 || 1.1% || 18.7% || 80.2% || {{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=16}} |- | 2015年 || 1.1% || 18.6% || 79.6% || {{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} |} ==== 就業・失業 ==== *就業者数 29,821(千人、2013年){{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=15}} *失業者数 2,418(千人、2013年){{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=16}} *失業率 **2012年 7.9%{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=16}} **2013年 7.5%{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=16}} == SNA == === GNI === *2000年 14,874億ドル{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=126}} *2010年 23,130{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=126}} *2012年 24,641{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=31,126}} *2014年 29,344{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === GDP === *1970年 {{0}}1,248億ドル{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=120-121}} *1980年 {{0}}5,419{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=120-121}} *1990年 10,193{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=120-121}} *2000年 14,936{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=120-121}} *2010年 22,955{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=120-121}} *2012年 24,716{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|pp=120-121}}{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} === 1人あたり === *GNP 1990年頃 14,535ドル{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *GDP 2012年 39,367{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=121}} *GNI 2012年 39,248{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=31}} *GNI 2014年 43,390{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} == 産業 == === 主な産業 === *農業人口は総人口の1.1%程度だが、食糧自給率は高く{{Sfn|竹内|1993|p=90}}、約60%を自給している{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。主な生産物は、酪農製品、大麦・大麦、馬鈴薯、[[ホップ]]など{{Sfn|竹内|1993|p=91}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。2012年の穀物生産量19,515kt{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=17}}。世界の主要な漁業国の1つで、様々な種類の魚を水揚げしている{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *北海で原油と天然ガスを産出。エネルギー自給体制を確立し{{Sfn|竹内|1993|p=90}}、1980年に石油輸出国となった{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。2011年の1次エネルギー自給率は69%{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=17}}。 *[[産業革命]]以来の伝統的な工業国で{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}、かつては毛織物・綿織物などの繊維工業が発達していた{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。2013年時点でも羊毛の生産が多い{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。主な産業は自動車、航空機、電気機器、エレクトロニクス、化学{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}。家電製品{{Sfn|竹内|1993|p=91}}。8つの国際的な自動車メーカーが存在{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。先端技術産業も発達している{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。工業国としては、最新の技術を備え、賃金水準の低い新興経済国に対して、不利な立場にある{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 *[[シティ・オブ・ロンドン]](シティ)は[[ニューヨーク]]の[[ウォール街]]と並ぶ世界の金融市場の中心地{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。金融業はシティと[[ドックランズ]]に集中している{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 === 産業活動別GDP === *2012年、億ドル{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=147}} **農林水産業 143 **鉱工業 3,184 **建設業 1,314 **卸売・小売業 3,608 **運輸・通信業 1,785 **サービス業 11,850 **産業計 21,884 **GDP(再掲) 24,716 == 貿易額 == === 輸出額 === *1990年頃 1,823億ドル{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2012年 4,763{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} *2013年 4,770{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=31}} *2014年 4,779{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === 輸入額 === *1990年頃 2,148億ドル{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2012年 6,487{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} *2013年 6,455{{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=31}} *2014年 6,637{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} === 貿易依存度 === *2014年 輸出16.0%、輸入22.2%{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} == 通貨 == [[スターリング・ポンド]]{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}。 === 為替レート === *1990年頃 1ポンド = 1.46ドル{{Sfn|竹内|1993|p=91}} *2014年3月 1ポンド = 0.6072ドル{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} === 外貨準備高 === *2014年3月 912億ドル{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} *2015年 1,296億ドル{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} == 外交 == *[[NATO]]加盟国{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *[[国連安全保障理事会]]の常任理事国{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *1973年にヨーロッパ共同体(現EU)に加盟したが、単一通貨制度([[ユーロ]])には参加していない{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *[[エリザベス女王]]は[[英連邦]]の首長で、16ヵ国の元首{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 === 北アイルランド問題 === *1968年以降、[[プロテスタント]]と[[カトリック]]双方の過激派によるテロ事件が発生{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 *1998年、北アイルランド包括和平合意、翌1999年、自治政府発足{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *2002年10月、直轄統治が復活{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *2005年7月、[[IRA]]が武装闘争終結宣言{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *2007年5月、自治政府が復活{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *2011年5月、自治政府議会選で[[民主統一党]]が第1党、[[シンフェイン党]]が第2党{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 == 政治 == === 政治体制 === [[立憲君主制]]{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} === 国家元首 === [[エリザベス2世]]{{Sfn|リブロ|2014|p=27}} === 政権 === *1979年 - 1990年 [[保守党]]・[[マーガレット・サッチャー|サッチャー]]首相{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *2003年 [[労働党]]・[[トニー・ブレア|ブレア]]首相{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 * - 2016年 保守党・[[デイヴィッド・キャメロン|キャメロン]]首相{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *2016年 - 保守党・[[テリーザ・メイ|メイ]]首相{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 === 議会 === 二院制{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}。 [[ウェストミンスター宮殿]]はロンドンの中心部、[[テムズ河]]の河畔にあり、英国議会が議事堂として使用している。[[ビッグ・ベン]]は同宮殿に併設されている時計塔。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} == 社会 == *所得水準、国民、経済の規模からみると、ECの中位の国{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 *2011年の発電量367.8B(kWh){{Sfn|矢野恒太記念会|2014|p=17}}。 *インフレーション、失業率の増大など多くの問題{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 *身分制度のような古い社会の性格が新しい活力を生み出す障害になっている{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 *識字率99%{{Sfn|竹内|1993|p=91}}。 *1人あたりエネルギー消費量 4,641kg{{Sfn|竹内|1993|p=91}}。 *テレビ保有台数 435(台/千人){{Sfn|竹内|1993|p=91}}。 *乗用車保有台数 357.1(台/千人){{Sfn|竹内|1993|p=91}}。 == 歴史 == *前6世紀頃、[[ケルト人]]が大陸から侵入して先住民を征服{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *前1世紀、[[ローマ帝国|ローマ軍]]が侵攻してイングランド南部を支配{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *5世紀、ゲルマン民族の[[アングロ・サクソン人]]が侵入してイングランドに小王国群を形成{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。ケルト人はウェールズやスコットランドに移住{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *11世紀、ノルマン系デーン人の侵入{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *[[1066年]]、大陸北西部から侵攻してきた[[ノルマンディー公ウィリアム]](ウィリアム1世〈征服王〉)がイングランドを統一した([[ノルマン朝]])。その後、断絶。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1154年-1399年 [[プランタジネット朝]]{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1215年、貴族が結束し、王権を制限する[[マグナ・カルタ]](大憲章)を認めさせる{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *1282年{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}または1284年{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}にウェールズを併合 *1295年、身分制議会を形成{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1337年‐1453年、[[英仏百年戦争]]{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}} *1343年、上下両院制となる{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *16世紀前半、[[ヘンリー8世]]主導の宗教改革で[[イギリス国教会]]が成立。国王を首長と定めて[[ローマ教皇]]の権威から離脱し、絶対王政も進展。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1558年 - 1603年の[[エリザベス王朝]]時代には、[[1588年]]にスペインの無敵艦隊を撃破、[[1600年]]に[[東インド会社]]を設立した{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *1642年-1649年、宗教的・社会的対立から[[イギリス革命]]が起こり、1649年-1660年にかけて王政廃止。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *王政復古後も国王との対立は止まず{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1688年の[[名誉革命]]の後、1689年の[[権利章典]]によって議会主権の[[立憲君主国]]となる{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。次第に「国王は君臨すれども統治せず」の原則が生まれる{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *16世紀後半以降、海外植民地を拡大。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *[[1707年]]、スコットランドを併合し、'''グレート・ブリテン王国'''成立{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *[[1714年]]、ハノーバー朝が発足し、議院内閣制が成立{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *18世紀後半、木綿工業から始まる[[産業革命]]を達成。広大な海外植民地とあわせて「世界の工場」と称される。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *[[1801年]]、アイルランドを併合して'''グレートブリテン・アイルランド連合王国'''となる{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *[[1837年]] - [[1901年]]、[[ヴィクトリア王朝]]時代{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *1830年、[[リバプール]]と[[マンチェスター]]を結ぶ、世界初の鉄道が開通{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *19世紀後半、選挙法改正など自由主義的改革が進む。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *19世紀後半の「帝国主義時代」の開始期に絶頂期を迎える。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1922年、[[第1次世界大戦]]の後でアイルランドの大部分が独立。'''グレートブリテン・北部アイルランド連合王国'''となる。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1931年、海外植民地と[[英連邦]]を形成{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *[[第2次世界大戦]]の後、植民地の独立が相次ぐ{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *[[1949年]]、[[NATO]]に加盟{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *1945年-1951年、[[労働党]]政権の下で基幹産業の国有化や保健サービスの拡大など、福祉国家建設の道を歩む。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *経済の停滞と米・ソ両陣営の[[冷戦]]で世界政治における発言力は低下{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1965年、[[ポンド危機]]が深刻化{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1966年、賃金・物価統制令を発布{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1973年、ヨーロッパ共同体(EC)に加盟{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *1979年、保守党のサッチャーがイギリス史上初の女性首相に就任(1990年まで在任)。民営化路線を軸とする新自由主義的政策を導入して経済基盤回復を実現。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *1982年、[[アルゼンチン]]との[[フォークランド紛争]]勃発{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *その後も保守党と労働党の政権交代が生じる。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} *2003年、労働党のブレア政権(1997年-2007年)はアメリカの[[イラク戦争]]に追随して一部から批判を受ける{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *2008年、EU新基本条約を批准{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *2010年、下院の総選挙で労働党が敗れ、保守党と自由民主党の連立政権が成立{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 *2016年、国民投票でEU離脱を決定{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 == 言語 == 主な言語、公用語は[[英語]]{{Sfn|竹内|1993|p=90}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}{{Sfn|リブロ|2014|p=27}}。[[アイルランド語]]、[[ウェールズ語]]、(スコットランド)[[ゲール語]]などの使用地域も{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。少数言語に[[コーンウォール語]]、[[スコットランド語]]、[[マン島語]]がある{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 == 国名 == *「イギリス」の語源は[[ポルトガル語]]のInglezに由来するといわれる{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}}。 == 宗教 == 2001年時点で、キリスト教の[[英国国教会]]派が71.6%、[[イスラム教]]2.7%、[[ヒンドゥ教]]1.0%、[[シーク教]]、[[ユダヤ教]]{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 == 民族 == *2001年時点で、イングランド人83.6%{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}([[ゲルマン系]]の[[アングロ・サクソン人]]{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}})。 *スコットランド人8.6%、ウェールズ人4.9%{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}([[ケルト系]]{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}})。ウェールズやスコットランドでは、自治権を拡大し、伝統文化を守る運動も盛んになっている{{Sfn|竹内|1993|p=90}}。 *北アイルランド人2.9%{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。 *黒人2.0%、インド人1.8%、パキスタン人1.3%{{Sfn|二宮書店|2017|pp=329-330}}。アフリカや[[インド]]・[[パキスタン]]など旧植民地からの移住者が多い{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} == 国旗 == *[[ユニオン・フラッグ]](Union Flag)。ユニオン・ジャック(Union Jack)とも呼ばれる。「ジャック」は海事用語で「船の国籍を示す旗」を意味する。{{Sfn|ハンドブック|2013|pp=136-137}} == 祝祭日 == {|class="wikitable" ! 月日※ !! 祝祭日 |- | 1月1日 || 新年 |- | 4月19日 || [[聖金曜日]] |- | 4月22日 || [[復活祭]]月曜日 |- | 5月6日 || [[アーリー・メイ・バンク・ホリデー]] |- | 5月27日 || [[スプリング・バンク・ホリデー]] |- | 8月26日 || [[サマー・バンク・ホリデー]] |- | 12月25日 || [[クリスマス]] |- | 12月26日 || [[ボクシング・デー]] |} {{Small|資料:[https://www.jetro.go.jp/world/europe/uk/holiday.html ジェトロ > ヨーロッパ > 英国 > 祝祭日] ※2019年の場合。地域により異同がある。}} == 日本との関係 == {{Main|日英関係}} == 特徴 == {|class="wikitable" ! !! 世界順位 !! データ !! 統計年度 !! 出典 |- | 特許の国際出願件数が多い国 || 第7位 || 4,865件 || 2013年推計値 || {{Sfn|リブロ|2014|pp=72-73}} |- | 原子力発電所の原子炉の数が多い国 || 第9位 || 16基 || 2012年 || {{Sfn|リブロ|2014|pp=72-73}} |- | 日刊紙の発行部数が多い国 || 第6位 || 1,280.5万部 || 2012年 || {{Sfn|リブロ|2014|pp=72-73}} |} == 外部リンク == {{Commonscat|United Kingdom|イギリス}} == 付録 == === 脚注 === {{Reflist|18em}} === 参考文献 === *{{Aya|ジェトロ|year=2019}} [https://www.jetro.go.jp/world/europe/uk/ ジェトロ(日本貿易振興機構) > ヨーロッパ > 英国] 2019年1月24日閲覧 *{{Aya|二宮書店|year=2017}} 二宮書店編集部『データブック オブ・ザ・ワールド 2017年版』二宮書店、2017年、ISBN 978-4817604118 *{{Aya|リブロ|year=2014}} リブロ『世界の国情報2014』リブロ、2014年、ISBN 978-4903611587 *{{Aya|矢野恒太記念会|year=2014}} 矢野恒太記念会『世界国勢図絵2014/15年版』矢野恒太記念会、2014年、ISBN 978-4875494485 *{{Aya|ハンドブック|year=2013}} 「世界各国ハンドブック」編集委員会『ニュースがわかる 世界各国ハンドブック』山川出版社、2013年、ISBN 978-4634640641 *{{Aya|竹内|year=1993}} 竹内啓一『新版データブック世界各国地理』岩波書店、1993年、ISBN 4005002188 {{デフォルトソート:いきりす}} [[Category:イギリス|*]] [[en:United Kingdom]]